機能性とデザイン性を兼ね備えた庭にするエクステリアのポイント

庭はガーデニングを楽しむ、家族との時間を過ごす、洗濯物を干すなど、さまざまな使い方ができるスペースです。庭をより有効活用するために、エクステリアにこだわりたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。この記事では、庭のエクステリアを考えるうえで重要なポイントや施工事例をご紹介します。

庭のエクステリアとは

エクステリアは、庭の雰囲気に関するデザイン、設備全体を示す言葉です。庭のウッドデッキや花壇、照明、玄関までのアプローチなどはすべてエクステリアに含まれます。庭全体が門扉、フェンスで囲まれているタイプがクローズドデザイン、庭をフェンスなどで囲まないタイプをオープンデザインと呼びます。クローズドデザインは、防犯性が高いものの閉塞感があり、オープンデザインは開放感があるものの防犯性は低いです。双方の問題を解消できるのが、フェンスを低くする、一部分のみをオープンにするといったセミクローズドデザインになります。庭のエクステリアを考える際は、デザインにおいて防犯性を重視するか、開放感やデザイン性を重視するかを考え、そのためにどの設備を取り入れるべきかを検討する必要があります。

 

庭のエクステリアを決めるポイント

庭のエクステリア工事を行う際に、確認すべきポイントはいくつかあります。庭の用途やデザイン、さらに長く美しい状態を維持できるかを考慮したうえで、最適なデザインを決定しましょう。

 

庭の機能性や将来性

庭をどのように使うか、将来も考えたうえでデザインを決定しましょう。ガーデニングが趣味の方なら眺めながら楽しめる庭が最適ですが、ほかにも子どもやペットと遊べる空間にしたい、洗濯物を干すスペースとして、趣味を楽しむスペースとして庭を有効活用したいなど、庭をどのように使いたいかは各家庭によって違います。

目的に合わせてエクステリアの設備を考える必要があるため、庭の使い方は最初にある程度決めておきましょう。木や植物を植える際は、将来どれくらい大きくなるか、枯れた後どのように対処するかも考えておく必要があります。

 

庭のデザインの種類

庭のデザインには、大きく分類して洋風、和風、ナチュラル、シンプルなどがあります。イギリスやフランス、アメリカなど、海外の庭を思わせる洋風のデザインはもちろん、日本の伝統を感じられる和風のデザインも定番です。自然を感じられるナチュラルなデザイン、必要最低限の設備のみを設置したシンプルなデザインなら、狭いスペースの庭でも開放感を与えられます。庭と建物のデザインが合っていないと、統一感のない印象に仕上がってしまうため、建物との親和性も考えてデザインを決めましょう。

 

エクステリアの種類

庭のデザインを決定したら、エクステリアを決めていきます。門扉、玄関アプローチ、ウッドデッキなど、さまざまなエクステリアがあります。庭の印象に適したエクステリアを取り入れることで、より統一感のある印象に仕上がります。

 

門扉

門扉を取り付けると防犯性を高められるだけでなく、外構の印象を大きく変えられます。クラシックな雰囲気、モダンな雰囲気、和風な雰囲気など、デザインも豊富です。住宅の第一印象を左右するポイントでもあるため、長く楽しめるデザインを考えましょう。

 

玄関アプローチ

玄関アプローチは門から玄関までの部分です。タイルやレンガ、枕木などで作ることが多く、外構のなかでもとくに目立つ部分であるため、庭のデザインに合う素材を選ぶことが大切です。毎日家族が行き来するためメンテナンスしやすい素材、耐久性の高い素材かどうかも確認しておく必要があります。

 

ウッドデッキ

ウッドデッキは庭をナチュラルで開放的な印象にするエクステリアです。子どもが遊ぶスペース、バーベキューなど屋外でパーティーを楽しむスペースなど、プライベートを充実させる場所にすることも可能です。部屋から直接屋外に出られるため、洗濯物を干すスペースにすれば家事の負担も軽減できます。ほかにも、照明、花壇、カーポートなど、エクステリアアイテムは豊富にあります。デザイン性のほか、生活上あると便利な設備も取り入れ、庭をより豊かなものにしましょう。

 

お手入れのしやすさ

植物が多くある庭は、小さい空間でも自然を感じられます。一方で、日々の水やりや雑草の処理、害虫駆除など、手間もかかります。植物の世話のしやすさも考えた上でデザインを決定しなければなりません。人工芝を取り入れることで雑草処理の手間を省くことができ、蛇口を設置すれば日々の水やりも容易になります。タイルや天然石は庭の雰囲気を格上げしてくれますが、数年単位でメンテナンスが必要です。メンテナンスの手間がかからないスタンプコンクリートを取り入れれば、本格的な美しいデザインを長く楽しめます。

 

庭のエクステリア工事にかかる費用

庭のエクステリアにこだわるにはあらかじめ費用も確認しなければなりません。費用はあくまでも目安なので工事を依頼する際の参考にしてください。

 

エクステリアの施工費用は住宅の10%程度が目安

エクステリアの施工にかかる費用は、住宅の施工にかかる費用の10%程度が相場です。3,000万円で住宅を建てたのであれば300万円程度になることが多いです。細部にまでこだわればその分費用は高額になりますが、材料や施工内容によっては相場よりも費用を抑えられます。

 

庭の施工費用は50〜100万円以上

庭の広さに応じて費用は高くなり、設備を取り入れる前の段階で50万円から、ときには100万円以上になることもあります。芝生を敷く、庭石などのアイテムを仕入れて設置する施工にも費用がかかり、理想の仕上がりのためには想定外の費用がかかる可能性も考慮しなければなりません。庭だけでなく駐車場やウッドデッキなども取り入れたい場合は、費用を抑えるために部分的に妥協する必要もあります。

 

植栽の費用は5〜10万円以上

植栽にかかる費用は広さにもよりますが、5〜10万円以上になることが多いです。庭に木を植えると全体の印象を大きく変えられます。サイズの大きい木は玄関周りの目隠しの役割も持ち、外構におけるプライバシーを守りたい方にも適しています。長年かけて大切に育てるために、育てやすい種類や季節ごとに花や実を楽しめる種類など、お手入れができる範囲の木を選びましょう。植える木の本数が多いと費用も高額になるため、予算に応じて植える本数を決めることが大切です。

 

庭におけるエクステリアの施工例

当社では、デザイン性の高い庭の施工実績が豊富にあります。デザインだけでなく、使用している素材や使い方、メンテナンスのしやすさなども参考にしてください。

 

人工芝でいつでも綺麗に

庭に芝生があるといつでも自然豊かな印象を楽しめますが、雑草処理や水やりの手間がかかります。人工芝を選ぶことで、常に綺麗な状態を簡単に維持できます。メンテナンスの手間がかからず、冬場に寒々しい印象を与えることもありません。庭の手入れに時間をかけられない、1年中綺麗な芝のある庭にしたい方に最適です。こちらの施工事例では枕木がアクセントになり、シンプルながら非常にスタイリッシュなデザインを楽しめます。

 

枕木とスタンプコンクリートを組み合わせたデザイン外構

 

ファイヤーピットでBBQや焚火も楽しめる

近年はアウトドア需要が高まっています。庭のエクステリアを工夫すれば、自宅でアウトドアの雰囲気を味わうことも可能です。ファイヤーピットを設置すればBBQや焚火などを楽しめます。庭で趣味の時間を満喫したい、家族や友人と一緒にパーティーをしたい方にも適したエクステリアです。土間部分にスタンプコンクリートを使用しているため、火を使ったあとは汚れを簡単に洗い流せます。日々のメンテナンスのしやすさも考えて施工することで、家族全員でファイヤーピットを快適に使用できます。

 

ファイヤーピットでBBQが楽しめる♪お庭の外構工事

 

最小限の花壇でも印象的な配置に

ガーデニングの経験が少ないものの庭で植物を育てたいという方は、コンパクトな花壇の設置が最適です。こちらの施工事例は長いアプローチのセンター部分に花壇を設置することで、インパクトのある印象に仕上げています。植物の世話は最小限でありながら、毎日植物の美しさを満喫できます。

 

広く長いアプローチ!スタンプコンクリート

 

ウッドデッキ代わりのスタンプコンクリートで快適に

庭のエクステリアにはウッドデッキが人気ですが、木材を使用すると腐敗が早く、定期的なメンテナンスの手間がかかります。スタンプコンクリートを取り入れると腐敗や害虫駆除の必要がなく、長く綺麗な状態を維持できます。耐久性も高く、家具を設置する、プールを設置するなど、使い方の選択肢も豊富になります。コンクリートに木材風の型を押し当てて施工した、本格的な見た目も特徴です。

 

人が集まるお庭に🤗

 

複数の施工でメリハリのある印象に

スタンプコンクリートを3種類組み合わせると、スタイリッシュでメリハリのある印象に仕上がります。花壇を作るスペースがない狭い庭でも、立体感のあるデザインを楽しめます。庭の継続的なメンテナンスに不安に感じている場合には、スタンプコンクリートのデザインで庭を楽しむ方法もあります。木材、天然石、タイルなどの素材をそれぞれ集めて敷き詰める場合は費用が高額になりますが、スタンプコンクリートならコンクリートに型を押すだけなので費用を抑えられ、工期の短縮にもつながります。

 

3種のデザインで贅沢なお庭に🤩

 

まとめ

庭のエクステリアを考える上で重要なポイント、費用、施工事例を確認し、理想の庭を作り上げましょう。庭自体のデザインを考えるだけでなく、住宅との親和性を意識することも大切です。吉村建設は、豊富なエクステリアの施工事例があります。施工事例のページからご確認ください。

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