新築のエクステリア工事を成功に導くポイント

結婚をはじめ、ライフステージの変化を受けて新築住宅を建てた際、エクステリアがイメージと違い、失敗したという事例が複数あります。心地よく、長く住み続けるうえで、新築住宅のエクステリア工事を成功させたいものです。この記事では、新築のエクステリア工事で失敗する原因と、成功するポイントをご紹介します。

エクステリアの意味と重要性

エクステリアとは、庭や玄関へのアプローチ、外壁など、家の外回りの空間すべてを表す言葉です。エクステリアと似た意味をもつ言葉に外構があります。外構もエクステリアと同様に、家の外部にある構造物を指す言葉です。主にエクステリアへ求めることは、防犯対策や景観、機能性があげられます。エクステリアの役割は、外壁を高くしたり、照明を適切に設置したりすることで、部外者の侵入を防ぎます。景観は、美しい素材やデザインを取り入れ、自分のイメージをエクステリアで表現します。エクステリア工事で実現する防犯対策や景観は、生活の質や住み暮らす人の満足度を上げる要素といえます。

 

エクステリアで成功するには、大切にするべきポイントがあります。新築で自分の家を建て、長く住み続ける将来のイメージが肝心なので、現在のライフスタイルや希望だけを業者に伝えるのではなく、将来のライフスタイルやライフイベントへの考慮がもとめられます。好みやデザイン性のみを求めて設計したり、現在の自分の年齢とライフスタイルのみでエクステリア工事をしてしまうと、今は良くても、時間が経つと機能性や安全性に課題が生じる可能性があります。

 

たとえば、子どもが生まれたら庭で遊ぶので「夏はプールをしたい」「家族でBBQがしたい」とイメージを膨らませる方も多いでしょう。しかし、新築時に具体的なイメージをもって設計しないと、水道が遠かったり、プールを置く場所に石が多いなど、子どもを遊ばせるのに心配なエクステリアになる可能性があります。玄関アプローチも、きれいな階段は高級な雰囲気はでますが、老後や高齢の家族が遊びに来たときに、階段を上がるのが大変かもしれません。エクステリアは、家と同様に自分や大事な家族が長く住まう空間であるため、どのライフステージでも快適に過ごせるよう検討することが大切なのです。

新築のエクステリア工事で失敗する原因

せっかく施工したエクステリアに満足いかなかった、失敗してしまったと感じる原因は、いくつか考えられます。

 

エクステリアのイメージや希望が抽象的

思い描くエクステリアの完成イメージや、具体的な希望が明確でないと、新築住宅のエクステリア工事が成功しません。イメージや用途が明確ではないまま工事を進めると、イメージとはかけ離れたエクステリアや、利便性に欠けるエクステリアに仕上がる可能性があります。たとえば、屋外の蛇口は、別の場所の方が使い勝手が良かった、玄関周りが思ったより暗かったなど、施工したあとに気づくこともあります。新築で家を建てる際、庭や外構設備なども家と同様に素敵にしたい、と抽象的に考えず、具体化することが大切です。

 

エクステリアにおける予算削減のハードルが低い

エクステリアへかける予算は、新築住宅工事の予算内に収めることを目的に、削減されるケースがあり、結果として、理想とは違ったエクステリアになる場合があります。エクステリアは新築住宅本体と比較すると、高いか安いか、価格のみで判断される傾向もあり、二の次になるためです。安価になったとしても、長持ちせず安全性に欠ける素材を使用すると、問題が発覚した際、補修工事を行わないといけなくなる場合があります。予算を減らすと安価にはなりますが、同時に素材の質が下がる可能性があるのを認識しておくことで、新築のエクステリア工事が成功します。

 

どのエクステリア業者も同じクオリティとは限らない

新築住宅工事には、建設会社や工務店独自の強さやオリジナルの技術がありますが、エクステリア業者にも、それぞれに強みや独自技術があります。エクステリア工事にあたり、必要なことを伝えればどの会社も同じ質に仕上がると思っていると、思わぬ失敗につながる場合があります。エクステリアを専門とする業者にも、スタンプコンクリートが得意など、エクステリアの一部に特化した業者などがあり、対応できる範囲に差があります。会社ごとに強みが異なることは、当然お客さまへのサービスやポリシーも異なるため、新築のエクステリア工事の仕上がりに直結します。同じ予算でも、業者ごとにプランの内容や技術力は違うため、同じクオリティとは考えず、思い描いていた機能や利便性になるよう、コンセプトに共感できるエクステリア業者を選ぶことが成功するポイントです。

 

エクステリアの各所を別の会社に依頼する

外壁はこの業者、庭はこの業者と、外構の種類ごとに依頼すると、新築住宅のエクステリア工事で思わぬ失敗につながる恐れがあります。エクステリアは、建物外観にある外壁やフェンス、庭などの総称であり、外観のトータルコーディネートを意味します。外壁など一部が完成した後に庭を依頼すると、業者が提案したプランに適応できない場合があります。新築住宅のエクステリアを個々の存在として捉えると、エクステリアの全体像が見えなくなり、調和しない壁と庭や、追加費用が積み上がる要因になる可能性があります。

 

新築エクステリア工事で成功するポイント

新築住宅のエクステリア工事で失敗を回避して成功するためには、事前に知っておくべきポイントがあります。

 

エクステリアにおけるイメージの明確化と資料の準備

エクステリアにおいては、完成イメージの明確化とイメージを共有できる資料の準備が、新築のエクステリア設計に求められます。単純に素敵でおしゃれな感じが良いではなく、どのようにしたら素敵でおしゃれになるか考えることで業者にも伝わりやすく、失敗しないエクステリアにつながります。天候が悪くても、駐車場から玄関までは雨に濡れずに済むように、屋根をつけて欲しいなど、具体的に希望は伝えましょう。表現が難しかったら、画像を準備しておくと業者はイメージを捉えやすく成功に近づきます。

 

将来のライフスタイルに対応する

出産や親の介護をなど、将来のライフイベントに対応できるよう新築時から計画すると、エクステリア工事が成功します。子どもや高齢者の方が、安全にかつ快適に生活するには、各人の目線で向き合ううことで、どのライフステージにおいても、機能性や利便性に優れたエクステリアになります。子どもが小さく外出が難しくても、親戚や友人が集まって庭でパーティーをするなら、コンセントの位置や火を扱っても安全な素材を使用すると良いでしょう。子どもや親、ペットの迎え入れなど、ライフステージやスタイルを事前に計画しておくことが大切です。

 

エクステリア業者の得意分野やコンセプトを把握する

エクステリア業者のホームページや施工事例を見て、新築住宅エクステリアのトータルコーディネートの実績や、コンセプトが確認できます。エクステリアのイメージが固まったとしても、それを叶える技術と実績をもった業者ではないと、顧客の意図やライフスタイルに配慮したプランの提案ができず、失敗につながる恐れがあります。また、業者のコンセプトと波長が合わないと、想像と違ったエクステリアになってしまうことも。コンセプトや得意な技術によって力を入れるところは異なります。ヒアリングを丁寧に行い、家と調和したエクステリアに仕上げることのできる業者選びが成功へのポイントです。

 

ライフスタイルを大切にしたエクステリア工事の施工事例

現在のライフスタイルを大切にしながら、将来の家族像やライフスタイルを細かくイメージすると、満足のいくエクステリアに近づきます。家だけではなく、街並みにも溶け込んだ新築のエクステリアは、街全体のイメージも向上するでしょう。

 

白い壁とアイアンが作る高級感あふれるエクステリア

白が映える建物と調和し、存在感とデザイン性を高める新築住宅エクステリアの施工事例です。家自体が美しい白色で高級感のある造りになっているため、エクステリアには、白色やアイアン、天然石を用いています。白い壁は上品な印象を与え、アイアン製の門扉や玄関アプローチの天然石は、上質な印象を漂わせる、高級感があふれたエクステリアに仕上げました。ご希望のひとつ、ワンちゃんが走り回れる庭を実現させるため、青々とした芝生を敷いています。ご家族が一緒に遊んだ際も、走りやすく安全なお庭に造り上げました。

 

高級感あふれるスタンプコンクリート

自宅のファイヤーピットで交流を深めるエクステリア

新築住宅のお庭にファイヤービットを設置した、エクステリア工事の施工事例です。ご家族全員の趣味がアウトドアで、家でも本格的なバーベキューがしたいというご希望を聞き、ファイヤービットを設置しました。自宅でバーベキューができると、突然の雨や体調不良にも、すぐに対応できるため安心です。友人家族を呼んだ場合も、家族ぐるみで楽しめます。また、お子さまが巣立ちお孫さまが生まれた際も、親子三代がそろってバーベキューができます。

 

ファイヤーピットでBBQが楽しめる♪お庭の外構工事

まとめ

新築のエクステリア工事で失敗する原因は、エクステリアイメージが不明瞭などいくつか考えられます。新築のエクステリアのイメージを把握し、将来のライフスタイルにも対応できる設計にすると、成功したといえるエクステリアに近づくでしょう。吉村建設は「住み暮らすまちの景観を美しく」をコンセプトに、新築住宅のエクステリアをトータルコーディネートします。当社の新築エクステリア工事にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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