ペットと遊べる庭づくり!家族で楽しめる外構工事のポイント
ペットがいる家庭では、外構工事の際にペットと一緒に遊べる庭づくりを考えたいですよね。外構工事を工夫すれば、ペットがのびのび遊んだり、トレーニングに活用できたりする庭づくりができます。この記事では、ペットも含めて家族全員が庭で楽しい時間を過ごせる庭づくり、外構工事のポイントをご紹介します。
ペット向きではない庭の課題
庭さえ作ればペットを遊ばせられるわけではありません。ペット向きでない庭を作ると、さまざまな問題が発生する可能性があります。ペットが十分に走り回れない、のびのび過ごせない庭では、かえってペットにストレスを与えてしまいます。木製や金属製の設備でけがをしたり、植物を誤って食べて中毒症状を起こしたりなどの可能性も考えられます。
庭でのトイレ管理がきちんとできないと、においで近隣住民に迷惑をかけてしまいます。鎖につながず放し飼いにすることで、ペットが逃げ出したり、来客や通行人を怖がらせたりしてしまうかもしれません。ペット向きでない庭は、飼い主にも大きなストレスを与えます。ペットが屋外でトイレができる場所がないと、毎回糞を探して処理することになります。時間をかけて育てたガーデニングをペットに荒らされる可能性もあるでしょう。ウッドデッキがペットの噛みつきや爪とぎでボロボロになることもあります。
ペット向きではない庭はペットだけでなく、飼い主にも負担を与え、ペットとのコミュニケーションにも悪影響のある可能性があることを意識しましょう。ペットと健やかな時間を過ごすためには、ペットと遊ぶことに適したデザインや設備を取り入れる必要があります。1つひとつ、ペットにとってどのような影響があるかを考えて、慎重に庭作りをしていくことが大切です。
ペットと庭で遊ぶことの魅力とは?
ペットを含めた家族全員が安心して楽しく過ごせる庭があれば、ペットと多くのコミュニケーションが取れるだけでなく、家族との会話も弾むでしょう。外構工事にこだわるとその分時間や費用がかかりますが、かけがえのない豊かな時間を得られます。ペットと遊べる庭を作ることにはどのような魅力があるのか、外構工事にこだわることで何を得られるのかを考えていきましょう。
ペットとの絆が深まる
ペットと庭で遊ぶことで、家族との絆を深めることが可能です。毎日の散歩だけでなく庭で遊ぶ時間を作れば、ペットとコミュニケーションを取る機会が増えて信頼関係を築いていけるでしょう。
環境に慣れていない幼いペット、新しいペットを迎え入れる際には、庭で遊びながら積極的にコミュニケーションを取る時間が大切です。ペットと絆を深めれば、しつけをしやすくなる、効果的にトレーニングができるなどのメリットを得られます。絆が深まれば、家族の感情に寄り添って癒しになり、特別な存在として成長してくれるでしょう。
ペットのトレーニングができる
庭を、ペットのトレーニングの場所として有効活用することも可能です。散歩だけでなく外に出ることも苦手な性格のペットでも、庭で遊ばせてあげれば徐々に慣らしてあげられます。外が苦手だからとそのままにしておくと、運動不足によるストレスから体調不良を起こしたり、肥満の原因になったりしてしまいます。庭に出て外で遊ぶ楽しさを教えてあげて、少しずつ散歩に出かける時間も長くしていきましょう。庭は、ペットを外遊びに慣らすだけでなく、本格的なトレーニングの場所として有効活用することも可能です。
ペットのストレス発散になる
ペットのストレス発散の場所としても、庭は有効です。運動好きな犬にとって、1日2回程度の散歩では物足りなさを感じている可能性があります。散歩の時間をしっかり取れない、ペットが室内で活発に動き回っている、噛みつくなどのストレスサインが出ている場合、運動不足を解消できる環境を与えてあげることも大切です。ペットが走ったり寝転んだり、自由に過ごせる環境を庭に作れば、ストレスを発散させてあげられるでしょう。
ペットが遊べる庭を作る外構工事で意識したいポイント
外構工事を依頼する際は、ペットと遊べる庭にすることを考えてデザイン、設備を決定していくことが大切です。ペットと絆を深めながら、ストレスなく遊べる庭に必要な外構工事のポイントを解説します。
メインの使い方を決める
メインの使い方を決めることで、どのような外構工事が必要かを考えやすくなります。ペットがのびのび過ごすことを優先させるのか、洗濯物を干すのか、ガーデニングを楽しむのかなど、庭の使い方は家庭によってさまざまです。ペットが遊べる範囲を大きくする、子どもも遊べる場所も作るなど、庭の使い方を家族で話し合ってみましょう。
段差を少なくする
ペットが庭で遊びまわれるようにするには、できるだけ段差を少なくすることが大切です。とくに小型犬を飼っている場合、部屋から庭に出る際に段差が多いとうまく上り下りができない可能性があります。子どもや高齢者が転倒する可能性もあるため、安全面を考えるうえでも段差は少な目に設計しましょう。ウッドデッキを設置する際は段差の少ない階段を多く設置するのもよい方法です。
フェンスや柵を取り付ける
ペットを庭で遊ばせるためには、フェンスや柵などの外構設備を設置しましょう。とくにノーリードで遊ばせてあげたい場合、フェンスや柵がないと敷地外にペットが飛び出してしまう可能性があります。ペットが迷子になるだけでなく、近隣住民にけがをさせたり、ペットが事故にあったりすることも考えられます。来客者がペットを怖がることもあるため、ペットが庭から出ないようフェンスや柵を取り付け、安全性を確保しましょう。
床面の素材を考える
床面の素材も、ペットが遊べる庭づくりには大切です。床面がツルツルしているとペットが滑ってしまい、思う存分楽しめない可能性があります。土は安価で手入れも楽ですが、見た目にこだわりたい場合はほかの方法を考える必要があります。天然芝はメンテナンスの手間がかかるため、人工芝を導入するケースが多いです。スタンプコンクリートやアスファルトを取り入れて耐久性を高めれば、ペットが走り回っても傷や劣化を最低限に留められるでしょう。
ガーデニングの種類に注意する
庭でガーデニングも楽しみたい方は、植える植物の種類に気を付けましょう。アジサイ、ツツジ、アサガオなどガーデニングの定番の植物は、ペットが口に入れると嘔吐や下痢などの症状を引き起こす可能性があります。また、せっかく育てた植物をペットが食べてしまったり、プランターを荒らしたりしてしまうケースも考えられます。ペットが遊ぶスペースとガーデニングができるスペースを分けるなどの配慮を考えましょう。
洗い場やトイレを設置する
ペットを庭で遊ばせるなら、洗い場やトイレを設置しましょう。外で駆け回ったペットを室内に入れる際、洗い場があると簡単に足の汚れを落とすことが可能です。また、ペットが庭でトイレをすることをふまえて、トイレスペースを設けておくとお手入れが楽になります。トイレだとわかるようにトレーニングすることはもちろん、ペットのにおいがついているシーツなどを設置すれば、特定の場所でトイレをしてくれるようになるでしょう。
外からの見え方を考える
敷地外からの見え方も考えて、外構工事を依頼しましょう。ペットを庭で飼育していることがわかるだけで、防犯性が高まるケースもあります。反対に、動物が苦手な人が近くに住んでいる場合は庭のなかが見えないように工夫することも大切です。完全に視線をシャットアウトすると閉塞感が強くなってしまうため、部分的に視界が開けるような柵にするなどの工夫もしてみましょう。解放感が生まれ、よりペットがのびのびと過ごすことが可能です。
庭の動線を意識する
ペットと遊べる庭作りをする際は、実際に利用する際の動線も意識してデザインを考えましょう。
ペットを庭で遊ばせるだけでなく、トイレをさせる、足を洗う、部屋に入れるまでの流れを考えることが大切です。たとえば、洗い場が部屋の入口から遠くにあると、ペットを抱えて移動しなければなりません。入口すぐの場所に物置や駐車スペースなどがあると、ペットと遊ぶ際に余計な動きが必要になることもあります。スムーズに遊べる動線を意識することで、外構工事完了後ストレスなく庭で楽しめるでしょう。
ペットと楽しめる外構工事の施工事例を紹介
吉村建設では、外構をはじめペットが楽しめる庭作りのポイントをアドバイスしております。ペットと遊べる庭作りを考えている方は、参考にしてみてください。
ペットがノーリードで駆け回れる庭
ペットが庭で駆け回れるようにしたいという依頼に対応した施工事例です。広い庭には芝とスタンプコンクリートを合わせて、ペットが自由に動けるようシンプルなスタイルに仕上げました。フェンスも設置し、ペットが逃亡したり迷子になったりする心配もありません。広い庭は、ペットと一緒に楽しむ以外にもさまざまな使用方法があります。バーベキューや子どもの外遊びなど、どんな風に使うか考えるのも楽しい時間になるでしょう。
外からの視線を気にせず楽しめる庭
外からの視線をカットしたいという依頼に、打ちっぱなしコンクリートの外壁でお応えした施工事例です。打ちっぱなしコンクリートは外構全体をモダンでスタイリッシュな印象にしてくれます。施工には高い技術力が必要ですが、吉村建設では自社の職人が丁寧に仕上げるため、このように美しい仕上がりになりました。床面は、スタンプコンクリートでウッドデッキを再現し、自然の雰囲気を感じながらペットとたわむれることができます。
解放感と高級感を楽しめる庭
ヨーロピアンテイストの住宅に合う、高級感のある外構工事の施工事例です。白を基調とした外壁やスタンプコンクリートは庭全体を広く明るく見せてくれます。天然石風のスタンプコンクリートがさらに高級感をもたらし、いつまでも見ていられるような魅力的な仕上がりになりました。アコーディオン式の門も取り付けているので、ペットをノーリードで遊ばせてあげることも可能です。
まとめ
ペットと楽しめる庭づくりに大切なポイントや、必要な外構設備をご紹介しました。ペットを飼っているなら、ペットものびのび遊べる庭づくりをしてあげたいですよね。吉村建設では、ペットが安全かつ快適に遊べる庭づくりをご提案しております。庭を含めた外構づくりにお悩みの方はお気軽にご相談ください。