外構工事はどこまでやるべき?新築時にやっておきたい5つの外構工事

新築住宅を購入すると、外構工事の悩みも出てくるもの。これから新築住宅を購入する方や現在工事中の方、引き渡しが迫っている方は、同時に外構工事についても考えておく必要があります。この記事では、新築時には外構工事はどこまでやるべきなのか、新築時にすませておきたい工事をご紹介します。

 

外構工事はどこまでやるべき?新築時にやっておきたい5つの外構工事

新築住宅の外構工事はいつ行う?

外構工事は、新築住宅の引き渡し時点で済ませておきましょう。具体的な流れとしては、基礎工事が完了した時点で外構工事の準備を始め、住宅の引き渡し前までに外構を仕上げるスケジュールで動くのが理想的です。

基礎工事が完了すると家の形状や重量が確定するため、外構のレイアウトやサイズ、デザインなどを考えやすくなります。例えば、雨水の排水計画や駐車スペースの配置、アプローチの動線計画なども、建物の形状が確定した後の方が適切な判断がしやすいです。

 

新築住宅における外構工事の一般的な期間は、1ヶ月から3ヶ月程度です。外構工事を住宅の引き渡し後に行うと、工事が完了するまでの間、住まいの利便性や防犯性が十分でない状態が続き、住みやすさに影響を及ぼす可能性があります。

例えば、駐車場が引き渡し時点で整備されていない場合、車を駐車する際に不便さを感じます。地面が泥や砂利の状態であれば、足元が汚れたり敷地外に小石が飛び散って家の美観を損ねたりするなどの問題が発生します。

 

また、フェンスや門扉が未設置だと、プライバシーの確保や防犯上の不安が残る可能性もあるため、住宅完成前に外構工事を済ませておくと安心です。特に、外部から室内の様子が見える状態のまま住み始めると、新鮮な気持ちで新しい住宅に住み始めたものの、外の目が気になって落ち着かない日々が続く場合があります。

気持ちよく新生活を始めるためにも、外構工事は新築住宅の引き渡し前に済ませましょう。工事着手の最適なタイミングは「住宅の基礎工事が完了してから」です。

 

新築時に外構工事をすませておく4つの理由

新築住宅を建てる際、家そのものの設計や内装に目が向きがちですが、外構工事も同じくらい重要です。住宅引き渡し前に外構工事を済ませておくと、新たな気持ちで新生活のスタートを切れたり、安心で快適な暮らしにつながったりするなどのメリットがあります。

 

全体が完成してから入居できる

外構工事をすませておくことで、住宅も外構も完成してから入居できます。外構工事がまだの場合、住みはじめてから外構工事業者とやり取りをしたり、住んでいる間に庭先で工事が行われたりと、慌ただしく騒がしくなってしまいます。せっかく新築住宅に移り住むなら、最初から心穏やかに晴れ晴れとした気持ちで新生活をスタートさせたいもの。外構工事が終わらないと、新築住宅に引っ越してもなかなか心が休まらず、ストレスに感じてしまいます。

 

入居後に工事が必要ない

新築住宅に入居する前に外構工事を終わらせておくと、入居後に工事業者と顔を合わせることがありません。生活しているスペースに他人が出入りするのは、信頼できる業者であってもどこか心が落ち着かないものです。工事のための騒音で小さい子どもやペットが驚いたり、自宅での家事や仕事に集中できなくなったりといった問題も発生します。工事業者の休憩時間の話し声が気になる、態度が悪く嫌な思いをするなどの可能性もあるため、住みはじめる前に外構工事をすませておきましょう。

 

防犯性を高められる

新築住宅への入居前に外構工事をすると、防犯性の強化にもつながります。フェンスや塀がない住宅は、自宅の様子が外部からすべて見えてしまい、自宅にいない時間帯などが特定されてしまう恐れがあります。小さい子どもがいる、女性ひとりだけの時間が長いことがわかると、思わぬ犯罪に巻き込まれる可能性があります。きれいに手入れがされて見た目のいい住宅は、不審者からもターゲットにされにくいです。外構工事が住んでいないと手入れがされていない印象を与え、ゴミを捨てられる、不審者が入り込みやすくなるなどのトラブルも考えられます。きれいに手入れされて見た目のいい住宅は、不審者からターゲットにされにくいです。最初から住宅も外構も完璧な状態にしていれば、防犯性を高められるだけでなく今後のトラブルも抑止できるでしょう。

 

住宅ローンに組み込める場合がある

新築工事と同時に外構工事を行うことで、外構工事にかかった費用を住宅ローンに組み込める場合があります。一般的に住宅の工事と外構の工事は別物とされ、住宅ローンに組み込むことはできませんが、金融機関によっては外構工事の費用も住宅ローンとして扱ってくれます。住宅ローンを組む際は、あらかじめ外構工事に関する方針を確認しておきましょう。住宅が完成してから外構工事のローンを組もうと思っても、住宅ローンより金利の高いフリーローンやエクステリアローンを組まなければなりません。長期的な目線で見ていくと、外構工事もまとめて住宅ローンに組み込む方が経済的といえます。

 

新築時に一緒にしておきたい5つの外構工事

外構工事は新築住宅の工事と一緒にすませておくことが最適解ですが、予算を確保できない、住宅完成後に考えたいなどの理由でためらっている方も多いでしょう。
今後の生活に備えて、最低限すませておきたい外構工事があります。

 

コンクリート塀・フェンス

コンクリート塀やフェンスは、住宅の防犯性や住みやすさを大きく左右するポイントです。広い窓がある住宅でも、外部から室内の様子がわかるようでは落ち着いて暮らせません。1日中カーテンを閉めていると、日当たりのいい立地でも薄暗い印象になってしまいます。プライバシーを守り、防犯性を高めるためにも、通りに面した窓がある場合は外壁工事をすませておきましょう。ただし、先に外壁工事だけをしてしまうと、場合によっては外構工事を行うための機材が入れないなどのトラブルが発生する恐れがあります。コンクリート塀やフェンス工事は、ほかの外構工事と合わせて行うとよいでしょう。

 

駐車スペース

車を所有している、将来購入予定がある方は、駐車スペースの確保も考えておきましょう。駐車スペースが完成しないと、新築住宅に入居できても自宅から離れた駐車場に車を停めなければならず、予想外の出費も増えてしまいます。工事前の外構スペースに駐車することも可能ですが、泥で車が汚れるなどの問題も発生します。玄関までの動線なども考えて、毎日の車の乗り降りが快適になる駐車スペースを完成させましょう。

 

アプローチ

外構から玄関まで続くアプローチも、すませておきたい外構工事のひとつです。アプローチがないと雨の日に泥のなかを歩かなければならず、足元が悪いと子どもや高齢者の方が転倒してしまう恐れもあります。アプローチは外構の印象を大きく左右するポイントでもあります。アプローチを含む外構が整備されていないと歩きにくいだけでなく見た目の印象もよくないため、お客さまを呼びにくくなってしまいます。

 

ポスト・表札

ポストや表札も、新築住宅に入居する前に完成させておきましょう。引っ越し前後にはさまざまな家具や日用品が必要になり、インターネットで購入することも多いのではないでしょうか。そのような場合にポストや表札がないと、きちんと配達されない、自宅にいるのに不在扱いになってしまうといったトラブルに見舞われる恐れがあります。近隣への挨拶、コミュニケーションのためにも、表札は早めに設置するとよいでしょう。表札とポストが一体になった商品やコンクリート塀とセットになった商品もあるので、住宅や外構のデザインや機能性に合わせて最適なポストや表札を選びましょう。

 

照明設備

外構に設置する照明器具も、住宅に移り住む前に設置しておきましょう。外構に照明がないと、遅くに帰宅する家族が段差につまずいたり、鍵を探せずにストレスを感じたりしてしまう可能性があります。また、暗い印象の住宅や外構は不審者に侵入されやすく、防犯上の心配もあります。玄関までのアプローチや駐車スペースなどに照明を設置することで、夜間でも安全に出入りしやすく、暖かみがあり不審者が侵入しにくい外構をデザインすることが可能です。

 

吉村建設の新築外構工事の施工事例

吉村建設では、新築住宅に合わせた外構工事の施工事例が多数あります。住宅のデザインやお客さまの家族構成、ライフスタイルに合わせて最適なデザインを提案し、長く快適に使い続けられる工事方法を採用しています。

 

開放的でのびのびと過ごせる外構

木材風のアプローチが玄関まで迎え入れてくれる、暖かみのある外構の施工事例です。駐車スペースと芝のスペースをアプローチで区切ることで、メリハリのある印象に仕上げています。人工芝を使用しているので、お手入れも簡単で一年中明るい印象のお庭で過ごせます。小さい子どもと一緒に、ペットのストレス発散に、さらに家族の憩いの場として、さまざまな使い方ができる外構デザインです。

 

居心地がいい明るい印象のお庭

 

2種類のコンクリートを合わせたスタイリッシュな外構

駐車スペースに土間コンクリートを、玄関までの階段にヴィンテージウッド調のスタンプコンクリートを組み合わせたデザインの事例です。2つのデザインを組み合わせることで、ほかとは一線を画すハイセンスなデザインの外構に仕上がりました。スタンプコンクリートは本物の木材と見間違えるほどリアルな仕上がりでありながら、木材よりも耐久性が高く、毎日出入りするアプローチに最適です。土間コンクリートはひび割れが心配ですが、目地を入れることで長くきれいな状態を維持できます。目地には植物を植え、ナチュラルなテイストも楽しめるようになっています。

 

ヴィンテージウッドと草目地でおしゃれな土間コンクリート駐車場に

 

カントリー調の住宅とマッチした外構

カントリー調のデザインが住宅にマッチし、落ち着いた印象を与える施工事例です。駐車スペースに使用しているステインコンクリートは、土のような見た目で外構全体をナチュラルな印象にしてくれます。その一方で実際の土のように雨でぬかるんだり車が汚れたりする心配がなく、快適に車の乗り降りができます。アプローチには枕木を設置し、その間にはグランドカバーを植え、カントリーテイストにこだわりました。

 

おしゃれで温かみのあるカントリーガーデン

 

まとめ

生活のしやすさや防犯面、費用面からも、外構工事は新築工事と同時にすませておくことがベストです。吉村建設では、新築施工時の外構工事の実績が多数あり、住宅のイメージやこれからはじまる新しい生活に沿った外構デザインをご提案させていただきます。自社施工なので、洗練されたプランや外構デザインにも柔軟に対応できます。ご相談やお見積りは無料なので、新築住宅完成前に外構工事もすませておきたいとお考えの方は、お気軽にご相談ください。

 

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