こだわりの外構デザインを叶える外構工事会社の選び方

家族構成や将来像を意識したこだわりのある外構デザインは、景観はもちろんのこと、日々使いやすい、メンテナンスがしやすいなど、世代問わず快適に暮らせる空間が実現します。外構にこだわらないと、家全体の統一感がない、外構のもつ機能を十分に発揮できないといったリスクが発生します。この記事では、外構が与える役割やこだわることで得られるメリット、こだわりの外構デザインを形にできる外構会社の選び方をご紹介します。外構工事会社の選び方

外構がもたらす4つの役割

外構には、建物の価値を高める、地域との調和をもたらす、機能性を得られる、ライフスタイルを充実させるといった役割があります。外構は、建物の印象を大きく左右しその結果家全体の価値を高められます。外構のない建物は、外から見たときに無機質な印象を与えるため、室内から見たときにも殺風景に見えてしまいます。建物と調和した植栽や美しいデザインの門柱、エントランスなどの構造物は、建物を際だたせ魅力的に見せてくれるだけではなく、住み暮らす人にとっても楽しみや癒しを与えてくれる価値ある空間になります。

 

地域との調和をもたらしコミュニケーションの接点となることも、外構の大切な役割です。自然や雰囲気にあわせた美しい外観の住宅は、街並みの美しさにも貢献します。きれいな街は自分たちの街に対する愛着を生み、その美しさを保とうと景観維持のための清掃を行うなど、地域のコミュニケーションが生まれるきっかけにもなります。周辺住民の交流が生まれれば、明るい街になるだけではなく声がけなどの防犯意識も高まり、安全で美しい街は景観ともあわせて不動産価値を高めることにもつながります。機能性の高い外構は、生活していくうえで利便性を高くします。コンクリート塀やフェンスは、敷地の境界線をつくると同時に、子どもやペットの飛び出しを防ぎ、外からの視線を遮る目隠しの役割も果たします。植栽は目に優しいだけではなく、遮光や葉から水分が蒸発するときに周囲を涼しくするなど、快適に過ごせる環境を作り出す効果があります。

 

庭にこだわった外構は、自分や家族が楽しく過ごせる空間をつくりライフスタイルを充実させてくれます。ウッドデッキを設置すれば家族や友人でバーベキューができ、家庭菜園があれば自家製野菜をつくる楽しみが生まれ、生活がより豊かになります。「家で過ごすのが楽しい」「早く家族の住む家に帰りたい」と感じることは、自分たちの住む家がさらに愛着あるものになり、家のもつ価値を高めてくれるでしょう。

 

建物の設計時から外構にこだわる必要性

何も考えず価格重視で外構工事をしてしまうと、外構の役割が果たせず建物の価値が低下する、地域環境との不調和が起こる、機能性が低下する可能性があります。外構にこだわりなくなんとなくレイアウトすると、掃除がしづらいなど管理が行き届かなくなり、きれいな外観を保てなくなってしまいます。干した洗濯物や生活で出たゴミ、清掃道具など生活感が見えると、家づくりにどんなにこだわっても家全体の印象を損なう可能性があります。

 

芝のある庭にあこがれを抱く人は多いですが、芝は季節ごとのメンテナンスを行わなければ美しさを維持できません。あこがれだけで植えてしまうとメンテナンスが行き届かず、芝が思ったようにきれいにならない、芝の隙間から草が生えて抜くのが大変、芝が生えてほしくないところまで伸びてしまったなどの問題が起こり、景観の悪化を招く恐れがあります。景観が美しく保たれなければ家の印象が損なわれ、結果的に建物の価値は低下してしまうでしょう。照明はこだわりなく設置してしまうと、防犯性の低下や隣家とのトラブルを招く恐れがあります。照明は明かりを照らす役割だけではなく、周辺地域の明かりとして道路や街を照らし、防犯に一役買っている面もあります。照明の位置を考えずに設置してしまうと、周囲を十分に照らせず、不審者がひそむ死角を作り出し、安心して暮らせる環境ではなくなってしまいます。

 

植栽は、育った際にどのような姿になるのか予測せずに植えてしまうと、大きく成長して広がった結果、枝が隣家の敷地まで伸びて落ち葉が入ってしまったり、枝が通行を妨げるなど、トラブルにつながりかねません。外づけコンセントや水栓などの外構構造物をこだわりなく設置すると、機能性の低下を招く恐れがあります。作業をしたい場所の周りにコンセントがないと、わざわざ延長コードを家の中からつなげて作業しなければならず効率が悪くなります。道路や玄関からの動線や家族構成、将来像を考えずこだわりなく駐車場をつくると、狭くて駐車しづらい、スムーズに車の乗り降りができない、自転車が必要になった際、駐輪スペースがなかったなどの問題が起こります。

 

外構にこだわりなくつくってしまうとさまざまな問題が起こりやすく、余計な手間や費用もかかりストレスを感じ生活の快適さが失われます。家づくりと同様に外構にもこだわり、使いやすく長期間快適に過ごせる外構づくりが必要なのです。そのため、外構をどうするか建物の設計時から考えることが大切です。おおよその予算を把握しておくことで、建物に予算を割きすぎて外構の予算が足りなくなり、納得のいかない外構デザインになってしまうのを防ぎます。建物と外構は互いに影響しあっているので、建物の計画段階から考えはじめれば、建物の間取りを部分的に変更するなど柔軟に対応することが可能です。

 

外構工事は後からでもできますが、建物の建築と同時に行うよりも工事が難しくなるケースがあります。建物の立地条件によっては工事用のトラックや掘削機械が入れない、駐車スペースがない場合もあります。その場合、遠くに駐車し駐車した場所から土や資材の搬入を人力で行うことになるため、人件費などのコストや工事日数も大幅に増えます。すでに配管が埋まっていて外構工事ができず、希望どおりにいかなかったケースも実際にあります。余計なコストをかけずに理想の外構デザインにするには、建物の設計時から外構にこだわることが大切です。

 

外構デザインにこだわることで得られるメリット

家族構成や将来像を考え、こだわりをもって設計した外構デザインは、無駄のない動線で使いやすい、メンテナンスがしやすいなどのメリットがあります。動線にこだわり設計した外構は、移動や些細な作業を無駄なくスムーズに行えます。水栓は、玄関の近くに設けることが多く車を洗う際には便利ですが、庭が水栓から離れた場所にあると、水やりには不便です。ホースリールをつなげればいいように感じますが、ホースが長くなるとあちこちにひっかかったり、重いホースリールを運んだりと手間がかかります。とくに草花を植えていたり家庭菜園をしている場合、夏は毎日水やりが必要になるため、そのたびに作業しなければなりません。水栓の位置にもこだわり庭に設置しておけば、ストレスなくスムーズに作業が行えます。

 

将来像を考えたこだわりの外構は、ライフスタイルの変化に柔軟に対応でき無駄を省きます。玄関前は階段ではなくはじめからスロープにしておけば、ライフスタイルが変化しても困りません。バリアフリーの構造物は年齢を問わず誰にでも使いやすいものなので、年をとったときだけではなく小さなお子様でも安心です。駐車場は現在の車のサイズよりも大きい面積にすると、家族が増えたときや車の乗り換えた際の心配が軽減します。車が停まっていないときは、作業スペースや子どもの遊び場としても有効活用できます。外構を彩る樹木は、品種にこだわることで樹形を保てる、虫がつきにくい、落ち葉の処理が必要ないなど、メンテナンスが楽になります。仕事などライフスタイルの変化によっては、将来的に外構のメンテナンスがしづらい場合もあるでしょう。「こんなこともあるかもしれない」とあらゆる状況を想定して外構デザインをすると、管理がしやすく無駄を省きながらも外観を保ち、最終的には建物の価値も保てます。

 

こだわりをもって設置すれば、ひとつの外構デザインに複数の役割をもたせることが可能です。照明は、周りを明るく照らす役割や防犯性を高める役割をもちますが、照らす方向にこだわると植栽の影を生み出してくれます。外から帰ってきたときに自分の家の明かりを見てホッとする、癒しの場所にもなります。

こだわりの外構デザインを形にする外構工事会社の選び方

外構は決して安い買い物ではありませんので、導入前にしっかり計画が必要です。1度工事を行うとやり直しはきかず、不便を感じたまま住みつづけなければならないこともあるからです。まず、外構に何を求めているのか自分のこだわりを明確にしましょう。そのうえで自分や家族のこだわりを叶えてくれる、豊富な知識や技術、実績があり信頼できる外構工事会社を選びましょう。

 

自社施工の外構工事会社

自社施工とは、自分の会社だけで直接発注や工事などの作業を行うことを指します。自社施工であれば下請けを介さず、すべての作業を自社だけで一貫して行うため、双方納得した方針に沿って作業が進められます。関わるのはすべて自社の社員なので、意思疎通が図りやすく情報の食い違いを防げます。施工主と職人の距離も近く密にコミュニケーションがとれ、あらゆることにスムーズに対応ができます。緊急時の対応もスピーディです。自社施工の会社は、地域に密着して営業しているところが多く、その地域の気候環境が植える植物や石、コンクリートなど、外構に与える影響などにも詳しいので、自分の庭に適した外構の種類や設置が可能かなど、的確なアドバイスが期待できるのも大きなメリットです。

 

外構工事の実績が豊富か

豊富な実績がある外構会社はさまざまな施工方法を経験しているので、技術や知識などの能力が高い職人が多いです。技術が高ければ、デザインと機能性を併せ持つこだわりの外構デザインになるでしょう。技術や経験を活かして、些細な要望にも柔軟に対応してくれます。敷地面積や状態によって要望どおりにいかない場合でも、これまでの経験からよりよい代替案を出してくれることがあります。施工実績は、外構工事会社のホームページに掲載されています。施工実績から会社が得意なデザインや施工方法を知ることができます。施工実績に好みのデザインがあれば、提示することで、自分が希望する外構のイメージが伝わりやすく、こだわりの外構が実現しやすくなります。

 

情報をしっかり開示するか

質問に細かいところまで答えてくれるか、項目ごとにどの程度の費用がかかっているのか、情報をしっかり開示してくれる外構工事会社を選びましょう。不明点や金銭面をあいまいにしたままでは、こだわりの外構を実現できません。質問を気軽に尋ねられる雰囲気があり、外構工事会社が目指す方向性が常に同じになるよう、意見のすり合わせができる会社がよいでしょう。細かい見積書を作成し情報を開示してくれるか、施工方法などの仕様が変更した場合の相談も可能かどうかも確認するポイントです。こだわりの外構を実現するには当然費用もかかるため、金銭面での不安を解消できるよう、見積書は家づくり同様にすべての項目を細かく分けて費用を算出するのが理想的です。

 

まとめ

外構本来の機能を十分に発揮させ快適に暮らすために、自分のこだわりを実現してくれる外構工事会社をしっかりと選び、家づくりのはじめの段階から外構にこだわりましょう。吉村建設ではデザイン性と機能性をあわせもつ外構工事を、ヒアリングから工事完了まで一貫して自社施工で行い、外構というものづくりを通じて、お客さまや街全体の未来を形にするお手伝いをしています。こだわりの外構づくりは当社にお任せください。

 

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