駐車場のデザイン性を高めるポイントと外構アイデア5選
駐車場の外構デザインによって、住宅の印象は大きく変わります。住宅のデザインに合わせて駐車場もおしゃれに仕上げると、より統一感が生まれます。ただ車を停めるスペースとして考えるのではなく、デザイン性にも優れた駐車場を目指しましょう。この記事では、駐車場の外構の基本的な知識から施工事例まで、駐車場の外構デザインについて詳しく解説します。
家の外観を美しく見せるための駐車場作りの考え方
家の外観を美しく見せる駐車場は、デザインや舗装材、作りを家全体と調和させることで完成します。デザイン性はもちろん、毎日の生活を心地よく送るためにも、機能性にこだわるのが重要です。駐車場の整備で家全体の美観が保たれると、住んでいる街の景観が美しくなったり、防犯面の強化にもつながったりします。
駐車場の外構づくりで大切なのは、日常の使いやすさを確保しつつ、家の美観を損なわないように工夫することです。たとえば、車の出し入れがしやすいように地面を土からコンクリートにする場合は、お使いの車の大きさによってコンクリートの厚さを変える必要があります。コンクリートの厚さが適切でないと、次第に地面にひびが入り修理費用がかさむ可能性があるため、事前に駐車する車種を把握しておきましょう。
駐車場の舗装材には、コンクリートやインターロッキングブロック、タイル、レンガなどがあります。家の外観と合う舗装材を選び、デザイン性を向上させましょう。タイルやレンガはコンクリートに比べて価格が高い傾向にあるため、コンクリートに直接スタンプや型を打ち付けて模様を作るスタンプコンクリートもあわせて検討してみてください。駐車場を綺麗に舗装することで、雨天時の泥はねや地面のぬかるみを改善するだけでなく、家全体の印象がさらに美しくなります。
また、駐車場はライフスタイルに大きく関わります。たとえば、子どもの育児の負担を軽減できる外構を設置したい場合は、車のトランクが開きやすくベビーカーや食品、日用品などを玄関までスムーズに持っていけるような駐車スペースが必要です。
駐車場の一角にDIYスペースやウッドデッキを作ることで、趣味の時間や家族との時間をさらに充実させられるでしょう。心地よい豊かな生活を送るためにも、駐車場に必要な機能性を考えておきましょう。
他にも、駐車場の外側にフェンスを設置することで、不審者の侵入を防ぎ防犯性を高められます。また、駐車場周辺に照明を設置すれば、夜間でも安全に利用できる環境を整備できます。
駐車場における外構の種類
駐車場の外構は、駐車場そのもの、フェンス、チェーンの3つを組み合わせてデザインするのが一般的です。デザイン性、利便性、費用面など、それぞれの駐車場の特徴やメリットを理解することで、どのような駐車場が最適かを考えましょう。
住宅や外構に合う駐車場の種類
駐車場の種類は、主に3種類に分けられます。オープンタイプがもっとも予算を抑えられ、ガレージタイプが高額になる傾向があります。それぞれにデザイン、使い心地が違うため、毎日利用することも踏まえて最適な駐車場を検討しましょう。
・雨風から車を守れるカーポートタイプ
駐車スペースの上に、柱と屋根のあるカーポートを取り付けるタイプです。車を雨や雪から守ってくれるため、降水量や積雪量が多いエリアに駐車場を作ることができます。カーポートを設置する分費用が高くなりますが、デザイン次第で外構の雰囲気を大きく変えられます。
・オーソドックスなオープンタイプ
もっともオーソドックスな、壁や屋根のないタイプの駐車場です。最低限のコストで外構工事ができるので、費用を抑えたい方にも向いています。壁や屋根でデザインにこだわれない分、殺風景になりすぎないように舗装でデザイン性を出す必要があります。
・プライベートを守れるガレージタイプ
壁とシャッターで駐車スペースを覆うのがガレージタイプの駐車場です。カーポートよりもしっかり車を雨、風、雪から守ってくれます。一方で、費用が高額になること、存在感があり窮屈そうな印象になってしまうことに注意が必要です。
駐車場外構や予算に合うフェンスの種類
駐車場の前にフェンスを設置する場合、フェンスの種類を選ばなければなりません。チェーンタイプ、ゲートタイプ、シャッタータイプの3つがあり、コストや見た目の印象、使い心地に違いがあります。
・防犯性を高めるシャッタータイプ
敷地のギリギリ内側に設置し、敷地と道路を分断するのがシャッタータイプです。フェンスのなかでもっとも防犯性が高く、外部からの侵入を許しません。その分費用も高額になりますが、駐車場や外構をプライベート空間として楽しめます。
・簡単に設置できるチェーンタイプ
もっとも手軽に設置できるのがチェーンタイプになります。外構工事自体も、ポールを立ててチェーンを取り付けるだけなので、費用を抑えられる点もメリットです。防犯面だけでなく、駐車場のスペースがわかりにくい場所に設置するという活用方法もあります。
・省スペースで防犯性の高いゲートタイプ
ゲートタイプは、上下に開閉するタイプのことを指します。シャッタータイプより予算を抑えられるほか、チェーンタイプより防犯性が向上するため、人気のある種類です。駐車場スペースが窮屈に見えるというデメリットがありますが、車を出しているときにゲートを上げておけば、閉塞感を低減できます。
駐車場のデザイン性を高める舗装の種類
舗装方法によって駐車場外構の印象は大きく変わります。今回は、駐車場の舗装方法として選ばれることが多い6種類をご紹介します。日々の掃除やメンテナンスのことを考えながら選ぶと、駐車場を快適に使い続けられます。住宅や外構の雰囲気に合わせて、最適な舗装方法を選びましょう。
・砂利
費用を抑えたい方におすすめなのが砂利です。地面をむき出しにしておくよりも泥跳ね、ぬかるみ、雑草を気にする必要がありません。砂利の色や素材によって駐車場全体の印象を簡単に変えられるというメリットもあります。車を動かしたり人が歩いたりすると音がするため、防犯を気にする方にも最適です。
・芝生
芝生は費用を抑えやすいことから、緑溢れる外構デザインにしたい方におすすめの舗装方法です。芝生は定期的なお手入れが必要で、雨の日は泥が跳ねて車を汚す可能性があります。手間のかかるメンテナンスを省きたい場合は、人工芝による舗装を選びましょう。
・コンクリート
強度が高く長持ちしやすいのがコンクリートです。下記のアスファルトよりも費用は高額になりやすいのですが、耐久性の高さから駐車場のなかでも人気が高い舗装方法です。シンプルで殺風景な印象になりやすいため、舗装部分のデザインにこだわると良いでしょう。
・アスファルト
手入れが簡単で、かつ比較的費用が抑えられるのがアスファルトです。コンクリートより水はけが良いというメリットもあります。一方で、ひび割れが起こりやすい素材なため、定期的なメンテナンスとそれにかかる費用が必要な点に注意しなければなりません。
・そのままにしておく
舗装はせずにあえてそのままにしておくという方法もあります。費用はかからないものの、雑草が生えたり、見栄えが悪かったりと、外構デザインにこだわりたい方には不向きと言えます。また、雨の日は泥が跳ねたりぬかるみができるため、車や住宅を汚してしまうというデメリットもあります。
・スタンプコンクリート
スタンプコンクリートは、コンクリートに特定の型を押し付けて模様をつける舗装方法です。レンガ風や天然石風、タイル風など、本来なら非常に手間とコストがかかる舗装も、スタンプコンクリートを採用すれば簡単に取り入れることができます。
見た目も本物の素材と変わりなく、それでいてレンガ、天然石、タイルなどを用いるよりも丈夫なのでメンテナンスのコストも抑えられます。天然石などを舗装に用いる場合は固まるまでに時間がかかりますが、スタンプコンクリートであれば通常のコンクリートで舗装する場合と同等の施工期間で、工事が完了します。
実際の素材を用いるよりも費用がかからず、低コストで住宅や外構の雰囲気に合うデザインが手に入ります。デザインにこだわりたい、だけど費用は抑えたい!という方は、スタンプコンクリートを検討してみても良いでしょう。
デザイン性の高い駐車場を作る3つのポイント
デザイン性の高い駐車場を作る上で意識したいポイントは3つあります。コンセプトを明確にした上で、施工実績の多い業者に相談しましょう。殺風景な駐車場を避け、オリジナリティを出したい場合は、カーポートや照明などを取り入れることもひとつの方法です。
コンセプトを明確にする
モダン、クラシック、フレンチスタイルなど、駐車場外構のコンセプトを明確にしましょう。住宅の雰囲気と合わせることにより統一感が出るため、開放的な外構を演出できます。
反対に、外構デザインのみを意識しすぎると住宅とのバランスがちぐはぐになってしまうので注意しましょう。施工事例を参考にしたり、外構業者に相談したりしつつ、徐々にコンセプトを固めていくことが大切です。
カーポートや照明を工夫する
シンプルすぎる駐車場の雰囲気を変えたいのであれば、カーポートや照明を取り入れてみましょう。大きな工事をしなくても、駐車場スペースの印象を大きく変えられます。人感センサーの照明を選べば夜間の車の出し入れがスムーズになるだけでなく、侵入者を防ぎ防犯性も高められます。
色やデザイン、サイズによってさまざまな雰囲気を演出できるので、豊富なラインナップから最適なカーポートや照明をお選びいただけます。
外構工事実績の多い業者を選ぶ
駐車場の外構工事を依頼する際は、施工実績の多い業者を選びましょう。施工実績が多い分、知識と経験が豊富なスタッフに相談できます。インターネットで検索するだけでは得られなかった、専門業者ならではの情報を持っていることもあるでしょう。
「こんな雰囲気にしたい…」という曖昧な相談でも、要望に沿った最適なデザインを提案してもらえることも多いです。外構業者を選ぶ際は、Webサイトなどで施工事例をしっかり確認することがポイントです。ヨーロッパ風のデザインが得意な業者、和風のデザインが得意な業者など、業者によってそれぞれに尖った特徴や魅力があるので、イメージしているテイストに近い業者を選びましょう。
デザイン性の高い駐車場の外構アイデア5選
当社では、駐車場の施工実績が豊富にございます。お客さまのご希望のデザインをひとつひとつヒアリングした上でデザインを提案し、理想の駐車場づくりをお手伝いさせていただいております。
今回は、実際に当社が施工した駐車場外構のデザインを5つご紹介します。それぞれのデザインに特徴や魅力があります。
開放感のあるシンプルなデザイン
シンプルながらメリハリのある区切りが特徴的なデザインとなっています。殺風景になりすぎず、限られたスペースでも開放感のある外構スタイルです。
アメリカンテイストなデザイン
自然のパワーを感じられる、アメリカンテイストのデザインです。岩肌をイメージしたデザインと、ウッド調のデザインのスタンプコンクリートを組み合わせて施工しています。
天然石風の高級感あるデザイン
天然石風の高級感のある外構デザインです。ガーデニングとの相性も良く、おしゃれな外構にしたい方に適しています。
フレンチシックな住宅に最適なデザイン
フレンチシックな白い住宅との相性が良いデザインです。岩肌風のデザインと、タイルを敷き詰めたようなデザインのスタンプコンクリートを使用しています。
カラーで清潔感を出しているデザイン
白い天然石風のデザインが清潔感を与えてくれるデザインです。店舗の駐車場は殺風景になりがちですが、少し工夫をすることで印象をガラッと変えることができます。
まとめ
駐車場外構を考える際は、駐車場そのものやフェンス、舗装の種類を確認し、どのデザインが自宅の駐車場に最適かを考えましょう。当社では、これまでに外構工事を多数手掛けており、予算に応じたデザイン性の高いスタンプコンクリートの施工を強みにしております。手軽におしゃれで使いやすい駐車場にしたい!という方は、まずはお気軽にお問い合わせください。