カーポートの地面は自社施工のスタンプコンクリートがおすすめ
車を持っていて、自宅の敷地に余裕がある場合は、カーポートを検討する方が多くいらっしゃいます。カーポートを造る際、カーポート本体につい注意が向いてしまいますが、カーポートと車の重量を受ける地面の素材選びは重要です。素材には、それぞれ特徴があり理解したうえで選択すると、気持ちよく長く使えます。この記事では、カーポートに使用される地面の素材の特徴や選び方、自社施工のスタンプコンクリートが選ばれる理由をご紹介します。
カーポートの地面に使える素材の種類
カーポートの地面に使える素材は多種多様で、素材ごとに特徴が異なります。特徴をおさえたうえで、素材を検討しましょう。
土間コンクリート
土間コンクリートとは、平らな面に施行されるコンクリートを指し、カーポートの地面に利用される素材です。地面に砕石を敷き、最後にコンクリートで覆い仕上げをする、三層構造で形成されています。土間コンクリートの上に重量物がある場合でも、重さに耐えられるよう、鉄筋をコンクリートの層に入れ込んでいます。土間コンクリートは、耐久性に優れ、長期間メンテナンス不要で済みますが、照り返しや滑りやすさに課題があるため、別の対策が必要です。
砂利
カーポート地面の素材のなかで、最も早く施行でき初期費用が安い素材は砂利です。砂利をカーポートの地面に用いる際は、カーポートの地面に砂利をまんべんなく敷き、圧力をかけて平らにします。砂利の上を歩くと音がでるため、防犯対策として有効です。一方、すき間から雑草が生えてくるので、定期的なお手入れが求められます。また、車を動かしたときに砂利が跳ね返ると、車や周辺設備を傷つけるリスクもあります。
アスファルト
アスファルトは、道路に使用される素材で、カーポートの地面にも使用できます。施工後、アスファルトの温度が下がればカーポートとして利用できるため、手間や時間がかからないことが特徴です。土間コンクリートと比較するとコストは控えめですが、ひび割れが発生しやすくメンテナンス費用がかかります。耐用年数も10年程度のため、土間コンクリートより耐久性は低いでしょう
人工芝
緑をアクセントに自然な雰囲気を演出できる人工芝も、カーポートの地面の素材としてあげられます。見た目がよいため、エクステリア全体がきれいに見えるメリットがあります。一方、人工芝の上をタイヤが行き来する回数が増えるにつれ、劣化が進むでしょう。コストパフォーマンスや簡単な設置が特徴ですが、劣化するごとに入れ替える作業が発生します。
スタンプコンクリート
スタンプコンクリートは、模様が彫られた型へコンクリートを流して作られる素材です。木やレンガをはじめ、本物と遜色ない柄や風合いを作り出せます。耐久性に優れ経年劣化にも強いスタンプコンクリートは、カーポートの地面として適しているでしょう。また、スタンプコンクリートは、清掃が簡単でお手入れに時間と手間がかからない特徴を持っています。デザイン性が高いスタンプコンクリートでカーポートの地面を作ると、住宅とエクステリアのトータルコーディネートが可能です。
カーポートの地面に使う素材を選ぶときのポイント
カーポート本体は、屋根や柱、梁で構成されますが、重みのある設備です。重さ対策も重要ですが、カーポートの地面の素材により、使い心地は変わります。
カーポートの地面に使う素材を選ぶときは、素材の特徴を知ったうえで選択しましょう。カーポートの地面に使う素材によっては、車や設備が汚れたり傷ついたりするためです。飛び散りやすい砂利のような素材は、車で跳ね飛ばしたときに、車や設備を傷つけるリスクが生じます。また、カーポートの地面に何も施工を施さず、土などがむき出しの場合は、雨天時をはじめ泥はねで車が汚れます。人が乗り降りするときも、同様に足元が汚れてしまうでしょう。
カーポートの地面に使う素材の耐久性の確認も、素材選びのときの重要なポイントです。カーポートは基本的に長期間使用する設備のため、トラブル少なく日常的かつ継続的に車が出入りできないといけません。たとえば、砂利をカーポートの地面に用いると、車のタイヤとの摩擦で砂利が削れたり、カーポートの外に飛び散ったりします。時間の経過とともに、砂利の量が減るため、定期的なメンテナンスが発生します。
カーポートの素材を選定するときは、費用の安さや施工のしやすさのみに注目しすぎてはいけません。イニシャルコストは抑えられても、ランニングコストが生じるケースもあるためです。砂利は費用も安く施工も容易ですが、砂利が少なくなると、都度のメンテナンスが求められます。カーポートの素材は、安さも大切ですが、メンテナンスや時間的なコストを考慮したうえで、素材選びを行いましょう。
お手入れや掃除のしやすさも、カーポートの地面に使う素材を選ぶときのポイントです。素材によっては、素材の隙間から草が生えるなど、カーポートの地面を美しく保つためのお手入れをします。また、土埃や泥がついたとき、水洗いしやすく水はけがよくないと、カーポートや設備を汚してしまいます。カーポートの管理を手軽に行いたいときは、お手入れや掃除のしやすさも、注目すべきポイントです。
カーポートの地面のデザイン性や仕上がりの美しさ、住宅本体とのマッチ度も重要です。住宅自体や植栽、フェンスなどの設備がきれいでも、カーポートの地面がむき出しだったり、手入れがされていなかったりすると、統一感が欠けてしまいます。デザイン性を追求すると、費用もアップしますが、家とエクステリア全体の統一感を演出したい場合は、カーポートの地面のデザイン性も考慮したいポイントです。
スタンプコンクリートは自社施工がおすすめな理由
スタンプコンクリートは、自社施工が可能な会社に依頼しましょう。自分が希望する雰囲気や予算をすり合わせしやすく、スムーズかつトラブルなく施工を進められます。
自社施工は品質や工期の管理がしやすい
自社施工とは、請け負った工事を自社内の人材で完結させる手法です。カーポートの施工を行う際、直接、自社社員が顧客と打ち合わせや工事契約を行い、自社の職人がカーポートの施工に携わります。工事の請負から施工まで自社内のリソースでまかなえるため、カーポートの地面に施すスタンプコンクリートの品質や工期の管理がしやすいことが特徴です。また、顧客の希望をダイレクトに受け、施工に反映させることも可能です。一方、元請け業者が工事契約の一部を下請け業者に委託し、下請け業者がカーポートの施工に関わる場合は、スピード感やスムーズさが異なるでしょう。自社施工とは違い、カーポートのスタンプコンクリートの品質や工期管理が難しくなります。
自社施工で培った技術と経験が活かされる
培った技術と豊富な経験は、スタンプコンクリートを使ったカーポート造りには欠かせません。とくに自社施工のケースでは、自社の強みであるスタンプコンクリートをカーポート工事に活かすため、施工に取り組む気持ちが下請け業者とは異なるでしょう。単に作業としてスタンプコンクリートの施工をするのではなく、お客さまの理想を実現させ喜んでもらうことを目的としています。自社施工では、間違いのないスキルと知識を駆使した、スタンプコンクリートによるカーポート造りが可能です。
自社施工では意思の疎通が図りやすい
職人とのコミュニケーションのとりやすさも、スタンプコンクリートを自社施工できる業者に依頼する理由のひとつです。カーポート施工を自社内の人材のみで行う場合、希望の聞き取りから施行まで、直接職人とやりとりできる機会があります。理想のイメージを実際に施工する職人に伝えられ、かつ職人もイメージを把握しやすい環境が自社施工では可能です。スタンプコンクリートのデザインや、求める雰囲気にあっているかなど、ダイレクトで工事の相談をしたりアドバイスを受けたりできます。顧客と施工側の間に壁がないため、容易かつ気軽にコミュニケーションができ、造作に反映させられるでしょう。
自社施工でデザイン性を追求できる
カーポートにスタンプコンクリートを用いてデザイン性をもたせると、家全体のトータルコーディネートができます。スタンプコンクリートは多彩なデザインとカラーバリエーションが展開されているため、おしゃれな空間など、さまざまな演出が可能です。とくに、スタンプコンクリートのオリジナルデザインの型を作成できる自社施工企業に依頼すると、さらに自由度が増しデザイン性を追求できます。カーポートのみ、むき出しや砂利の地面だと、家としてまとまりに欠けてしまいます。家やフェンス、庭をおしゃれにするなら、カーポートの地面もデザイン性を追求しましょう。
スタンプコンクリートを外構に使用した施工事例
当社の強みであるスタンプコンクリートをカーポートに用いることで、デザイン性や利便性の高い、外構空間を作れます。
シームレス(岩肌)のスタンプコンクリートを使った駐車場
クールな雰囲気を漂わせる、シームレス(岩肌)のスタンプコンクリートを用いた駐車場の施工事例です。住宅本体のカラーや雰囲気とマッチするよう、スタンプコンクリートを選定しました。少しスタンプコンクリートの間隔をとり、斜めにラインを入れることでデザイン性も高めています。家と駐車場のスタンプコンクリートがなじみ、家全体のトータルコーディネートができました。
まとめ
カーポートを造る際、とくにおすすめできる素材は自社施工のスタンプコンクリートです。スタンプコンクリートは、デザイン性が高く、多種多様な模様や色合いから選べます。また、自社施工の場合、積み上げた技術を施工に活かすだけではなく、職人へ直接希望を伝えるなど意思疎通が簡単です。吉村建設では、自社施工のスタンプコンクリートを強みとして、理想のカーポート造りをご提案します。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。