新築で外構工事を行うタイミングやポイントとは

新築を建てる際は、家の外壁や間取り、インテリアを重視してしまい、外構工事を後回しにするケースがよく見られます。しかし、外構は住宅の印象を大きく左右する重要な部分です。間取りとも密接に関係しているため、住宅と並行してタイミング良く外構工事のプランを練ることが住まいづくりの鍵となります。

この記事では、新築の外構工事で押さえておきたいポイントや失敗しないためのコツ、外構工事を検討すべきタイミングをご紹介します。

 

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新築の外構工事を考えるベストなタイミングとは

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新築の外構工事は、住宅の建設が完了した直後に着手するのが最適です。ただし、どのような外構を作るかは家づくりの段階から進める必要があります。庭や玄関アプローチ、駐車場などの外構は、新築の間取りと連動させて計画することで、統一感のある仕上がりになります。

 

外構を考慮せずに間取りだけを優先して決めてしまうと、アプローチに余裕がない、植栽スペースが確保できないといった問題が発生しがちです。外構スペースをどの程度確保し、駐車場や植栽、テラスをどこに配置するかを間取りと合わせて検討すれば、快適で暮らしやすい外構空間を実現できます。

 

また、外構工事は住宅が完成した後に始まりますが、あらかじめ外構計画を立てておかないと、資材の手配が間に合わず工事の着手が遅れる可能性があります。外構工事が後ろ倒しになると、駐車場やフェンス、門扉が完成しないまま引き渡し日を迎えるケースもあるでしょう。その場合「車を停める場所がない」「郵便物を受け取れない」など、生活に支障が出る可能性があります。

 

こうしたトラブルを防ぐには、新築の建設が完了した直後から外構工事をスタートし、入居までに完了させるスケジュールを組むことが大切です。タイミング良く外構工事を進めるためにも、間取りや外壁デザインの計画と並行して打ち合わせを進め、早めにプランを固めておきましょう。

 

住まいの印象を左右する4つの外構デザイン

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外構デザインは、主にオープンガーデン・クローズドガーデン・セミクローズドガーデン・イングリッシュガーデンの4つに分かれます。

 

オープンガーデンは、塀やフェンスなどで敷地を囲っていない外構デザインです。開放感があり街並みと自然につながるため、広々とした外構を作りたい方に向いています。風通しや採光にも優れており、明るく開放的な雰囲気が魅力です。

しかし、通行人から家の様子がよく見える作りのため、プライバシー確保や防犯面の対策が欠かせません。植栽や目隠しフェンスなどを部分的に取り入れることで、外からの視線を和らげながら、程よい開放感を確保できます。

 

クローズドガーデンは、敷地全体を塀やフェンスでしっかり囲い、外部と空間を分ける外構デザインです。プライバシーの確保や防犯性に優れていながらも、重厚感のある佇まいを演出できます。囲いすぎると閉塞感が出てしまうため、設置場所やデザインを工夫する必要があります。

 

セミクローズドガーデンは必要な部分だけ視線を遮りつつ、適度な開放感を感じられる外構デザインです。たとえば、玄関まわりや隣家との境界には目隠しを設置しつつ、道路側はオープンにして風通しや採光を確保するといった外構工事も可能です。植栽の配置を工夫すれば、さらに魅力的で明るい空間になります。

 

イングリッシュガーデンは、花や木、植物をバランス良く配置した自然豊かな外構デザインです。きっちり整備せず自然な雰囲気をあえて残すことで、ナチュラルで温かみのある空間を演出できます。

 

それぞれ特徴やメリットが異なるため、外構工事を行う際は家族のライフスタイルや周囲の環境に合わせて選びましょう。

 

4つの外構デザインの魅力は、以下の記事でも紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

家族にぴったりの外構デザインとは?4種類のガーデンスタイルを比較

 

外構工事で失敗しない4つのコツ

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外構工事は、住宅の美観性だけでなく、暮らしやすさや生活の質、使い勝手にも大きく影響します。間取りや新築の設計に気を取られて外構工事を後回しにしてしまうと、予算オーバーや動線の不便さなどの問題が発生するケースも少なくありません。

 

外構工事をスムーズに進め、満足のいく仕上がりにするには、いくつかポイントを押さえておく必要があります。計画段階で意識しておきたい具体的なコツを理解しましょう。

 

1.外構費用を新築の予算に組み込む

外構工事の費用は、新築の予算にあらかじめ組み込んでおきましょう。新築を計画する際、建物価格や土地代に意識が向きがちですが、実際は建物以外の外構工事費用も大きな割合を占めます。

 

一般的に新築にかかる費用は、本体工事費・付帯工事費・諸費用の3つです。本体工事費は建物そのものを建てる費用、付帯工事費は庭や門扉、駐車場などの外構工事費用、諸経費は税金やローンの手数料などが該当します。

 

打ち合わせの際に、付帯工事費を確認せず進めてしまうと、新築が完成した後に外構工事に充てる予算が足りなくなってしまうのです。玄関アプローチの整備や目隠しフェンスの設置、郵便ポストの設置などが後回しになったり、簡素な仕上がりになったりする場合があります。

 

とくに駐車場やフェンス、郵便ポストは入居後すぐ必要になる外構部分です。これらが整っていないと「車を停められない」「郵便物を受け取れない」といった不便が生じ、せっかくの新生活がスムーズにスタートできません。住居を建てている段階から外構工事にどれくらいの予算を充てるか明確にし、建物とセットで計画を立てましょう。

 

また、見積もりを取る際は本体工事費と付帯工事費の内訳を確認し、外構工事費用が組み込まれているかチェックするのもポイントです。建物と外構は切り離さず、トータルのバランスを意識して予算配分することで、住まい全体が満足のいく仕上がりになります。

 

2.外構工事の内容に優先順位を付ける

外構工事費用を予算内に収めつつ、理想の仕上がりを実現するには、どの部分にこだわりたいのか優先順位を付けるのがポイントです。

 

家づくりと同様に、外構工事で希望を盛り込みすぎてしまうと、当初の予算を簡単に超えてしまいます。外構に求める条件やイメージを具体的に洗い出し、どの部分に重きを置くのか整理しておきましょう。

 

たとえば、玄関アプローチの素材にこだわりたい場合は、他の部分のデザインをシンプルにするなどメリハリを付けるのがポイントです。小さい子どもや高齢者がいる方は、門扉を重視するよりも段差のないフラットな駐車場を作る方が良い場合もあります。

 

住宅の目の前が大通りで通行人や車の行き来が激しいようであれば、隠しフェンスや柵を設置してプライバシーや安全性を確保する外構工事も有効です。

 

このように、譲れない部分と妥協できる部分をはっきりさせておけば、当初設定した外構工事の予算を大きく超える心配も少なくなります。もし予算内で収まらない場合は、後から追加で施工しやすい部分を一旦後回しにするのも一つの方法です。

 

外構工事で盛り込みたい設備や使いたい素材、イメージをリストアップして、優先順位を付けていきましょう。

 

3.動線を考えて外構をプランニングする

外構工事で後悔しないように注意しておきたいポイントは、生活動線を意識してプランニングすることです。

 

どれだけ見た目が美しく整えられていても、実際に暮らし始めたときに使い勝手が悪いとストレスや不便さにつながってしまいます。外構は単に住宅の見栄えを整えるものではなく、日々の暮らしを豊かにする要素です。

どこをどのように通って移動するのか、家の内と外をどうつなげるのか、実用面をしっかり考えた上で設計しましょう。

 

動線を検討する際は、特に次の4つの経路に注目すると計画が立てやすくなります。

 

・敷地内の門から玄関まで(アプローチ)
・駐車場から玄関まで
・駐輪場から玄関まで
・室内からテラス・庭まで

 

これら4つの動線は、日々の暮らしの動きと外構空間を直結させる重要な経路です。訪問者や家族が通るアプローチは、安全性や歩きやすさに配慮しながら設計する必要があります。

 

駐車場・駐輪場から玄関までの動線は、荷物の持ち運びや雨天時の移動も考慮しましょう。室内と庭・テラスをつなぐ動線は、屋外空間と室内をストレスなく行き来できるように設計するのがポイントです。

 

また、動線は単に短くすれば良いわけではありません。動線が短く簡単に新築の裏手に移動できる場合、かえって不審者が侵入しやすい家になってしまいます。新築の外構工事では、家族のプライバシーを守りつつ、死角の少ない安全面にも配慮したバランスの良い動線を考えましょう。

 

4.メンテナンスを考えて植栽スペースを決める

外構工事で植栽スペースを設置する際は、メンテナンスの手間を考慮して外構計画を立てましょう。

 

手入れの手間や管理の時間を考えずに広い庭や芝生を設置してしまうと、維持が大変になり、せっかくの新築の外構が荒れて見えてしまう可能性があります。

 

たとえば芝生は、こまめな水やりに加え、定期的な芝刈りや肥料の管理が必要です。庭木や草花が多ければ、剪定や雑草取りも日常的に行わなければならず、時間と労力がかかるでしょう。

こうした作業を自分で行うのが難しい場合は、業者に依頼することになりますが、年間を通じてメンテナンス費用が発生し続けます。

 

また、天然木のウッドデッキは放置すると腐食や色褪せが進み、最悪の場合シロアリの被害につながる恐れもあります。屋外空間の手入れを楽しみながら続けられる方やガーデニングが趣味の方であれば、ある程度広い植栽スペースを設けても問題ないでしょう。

 

しかし、忙しくてメンテナンスの時間が取れない場合は、無理なく管理できる範囲で外構工事を進めることをおすすめします。植栽を最小限に抑え、アプローチをタイルや石畳で仕上げる、人工芝を敷いて草刈りの手間を減らすといった工夫も効果的です。

「管理の時間が取れそうにないが、植栽スペースにある程度こだわりたい」と考えている方は、テラスを設けてガーデンファニチャーを置く外構工事も良いでしょう。

 

このように新築の外構工事を進める際は、日々のメンテナンスの手間も視野に入れて計画を立てましょう。

 

理想の外構工事を実現する業者選びのポイント

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理想の新築の外観を実現するには、豊富な経験と実績を持つ優良業者に外構工事を依頼するのがポイントです。信頼できる業者は、施工実績が豊富なだけでなく、こちらの要望を丁寧にヒアリングし、プロならではの視点で的確な提案をしてくれます。

 

優良業者を見極めるには、3~4社ほど相見積もりを取って、外構工事の費用やサービスの質を比較してみると良いでしょう。比較する際は、外構工事費用の内訳が細かく明記されているか、要望が盛り込まれているか確認する必要があります。

外構工事の見積もり書には、現場測量費や土工事、重機運搬費、現場管理費など細かい項目が記載されています。これらの項目が一目で分かるように記載されており、丁寧な説明をしてくれるなら問題ありません。

 

しかし、中には「外構工事一式」と記載しただけの見積もりを出す業者もあります。外構工事一式と書かれていた場合、何にどれくらいの金額がかかっているのかが分からず、後から追加費用が発生する可能性があります。

見積もり段階で不明点があれば遠慮せず質問し、曖昧な説明をする業者は避けた方が良いでしょう。

 

また、デザイン性の高さも大切なポイントです。デザインのバリエーションが豊富な業者は、住宅のテイストや敷地条件に合わせて柔軟な提案ができるため、理想の外構工事を実現しやすくなります。依頼前に過去の外構工事の実績を確認し、自分好みのデザインを手掛けているかチェックしましょう。

 

まとめ

外構は、新築完成後に取りかかれる部分だからと後回しに考えてしまう方も少なくありません。間取りや外壁と合わせて外構工事のプランニングをすることで、無駄のない動線やレイアウトの外構が実現します。新築の完成と同時にタイミング良く外構工事が終わっていれば、入居後すぐに快適な生活を始められるのも大きなメリットです。

 

吉村建設では、高松市や丸亀市を中心に数多くの外構工事を手がけてきました。新築の外構工事はもちろん、既存住宅のリフォーム外構工事にも対応しており、和風・洋風問わず住まいに合った外構デザインをご提案いたします。

 

新築の外構工事をされている方や現在お住まいの外構をイメージアップさせたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。外構が整えば、住まい全体の印象は大きく変わります。早めに外構工事の計画を立て、快適でおしゃれな新築を完成させましょう。

 

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