外構デザインがもたらすメリットとは?外構工事を依頼するコツ

外構工事は、家を建てる際に慎重に検討すべき要素です。その一方で、外構工事を行う目的や必要性を知らない方は多いのではないでしょうか。理想の外構デザインをイメージできていても、それを実現するために何をすればいいか、外構工事会社にどう相談すればいいかわからないとお悩みの方もいるでしょう。この記事では、外構工事のメリットとデメリットを解説し、メリットを生かして外構工事を依頼するコツをご紹介します。

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外構工事のメリット・デメリット

何かわからないことがあったとき、パソコンやスマートフォンなどを使って簡単に調べられるため、大変便利な時代になりました。しかし、家づくりに関しては、「調べても良くわからない…」という方が多くいらっしゃいます。とくに外構工事になると、あとから考えればよいと気楽に考えて後回しになる方も少なくありません。まずは、外構工事を行うメリットとデメリットについて整理してみましょう。

 

フェンス

外構工事を行うメリット

家の品質をあげることができる

外構工事における第一のメリットは家の品質を上げられる点です。何といっても家は土台がしっかりしてなければなりません。安定した土台があってこそ、骨組みがあり壁や床が加わって、地震や台風に強い家になります。外構工事は、建物本体の外側の部分を指します。外から見たときの印象を大きく左右するもので、上品・おしゃれだと感じさせるのは、この外側の魅力が大きく関係しています。外見がおしゃれな家の多くは、この外構に工夫がされています。オリジナルデザインを取り入れ、ウッドデッキやガレージなどを加えることで、ほかの家と差別化し、ワンランク上の家に魅せているのです。

 

外構工事は、家の質を高めるための重要な役割といえます。外構工事によって、家の印象ががらりと変わります。同じ間取り・同じ壁の色・形なのに、外構デザインを変えるだけで、唯一無二の家が完成します。外構工事をひと工夫することで、モダン・クラッシク・和風・洋風など、さまざまな印象に変えることができます。

 

外構工事は防犯面を高める

外構工事は家の質を高めるだけでなく、防犯性を高める役割も担っています。フェンスを取り付けることで外部からの視線を遮断し、屋内や庭でのプライベートを守れます。門を設置すれば、外部からの侵入者を防ぐこともできるでしょう。外構部分に死角を作らないようデザインを考えれば、侵入者が隠れにくくなります。玄関や人が通ると照明がつく人感センサーライトや、人が通ると大きな音がする砂利は、不審者を威嚇する役割も果たしてくれます。

これらの外構設備は、外部から見たときにひと目で防犯意識が高い家であることがわかり、不審者の侵入を防ぐ上で非常に役立ちます。デザイン面を意識しすぎると防犯性が低くなってしまう可能性もあるため、外構工事を依頼する際は、防犯面についても確認しておきましょう。

 

理想のデザインは住む人の心を豊かにする

外構には、オープンガーデン・クローズドガーデン・セミクローズドガーデン・イングリッシュガーデンといったデザインの種類がありますが、選ぶデザインによって印象が大きく変わります。

賃貸マンションや建売戸建てとは異なり、新築戸建ては理想のデザインを実現できるのが最大のメリットです。外構工事に自分の理想を取り込むことで、草花に囲まれたヨーロピアン風の家にも、まるでハワイにいるような開放感ある家にもできます。理想の暮らしを手助けし、心を豊かにして楽しませてくれるでしょう。

 

外構工事を行うデメリット

目的や必要性の意図がイメージしづらい

日本は安全な国というイメージがあるので、外構に対する必要性を感じにくいのが要因のひとつです。実際は、日常的に窃盗や空き巣の被害は相次いでいます。開放的な外構は外部から屋内の様子がわかりやすく、不審者が侵入する隙を与えてしまう恐れがあります。国によっては二重扉にする・子どもの誘拐を防ぐために門扉や塀にこだわるといった工夫がなされていますが、日本は世界のなかでも比較的治安がよいと考えられているため「外構工事で防犯性を高める」という考え方が定着しにくい傾向にあります。

 

予算の目安がわかりにくい

建物自体は地域や平米数で相場イメージがつきやすいのですが、外構に関してはデザインや素材によるので、相場がわかりにくいです。資材や工事内容などの専門的な知識がないと、素材やデザイン、技術などを加味したときに、どれくらいの予算になるのか想像がつきにくいものです。

 

どこに相談したらよいかわからない

家を建てる場合、関連する会社としては、建設会社・工務店・建築会社・ハウスメーカーなどがあります。しかし、外構工事はどこに依頼したらよいのかわからず迷ってしまうこともあるでしょう。また、理想の外構デザインの伝え方や予算感など、数多くの課題をいつ・どこで・どうやって相談したらよいのかわかりません。外構工事が難しいとされるのは、外構工事会社の選び方や伝え方が難しいといった点が考えられます。

 

メリットを生かした外構選びのコツ

外構工事で感じるデメリットは、目的や予算、外構工事会社の選び方や相談の仕方が不明瞭であることです。まずは、この不安点をクリアにすることが大切であるといえるでしょう。それには、なぜ外構工事を行うのかを整理していく必要があります。外構工事の必要性を実感することで予算を考えやすくなります。そうすることで、相談したいことの内容が明確になるので、外構工事を考える際の大切な作業になります。

 

リストアップする

自分たちが欲しい外構工事はどんなものか具体的なイメージを持つために、リストアップすることが大切です。ここでは予算やデザインを考えずに、思いつく限りすべてを書き出していきます。50個、30個、10個といった具合に書き出す個数を決めると進めやすいです。漠然としたイメージを書き出す形でもよいでしょう。

 

消去法で整理する

全てを書き出したら整理の作業です。書き出したリストをみて、消去法で本当に必要かどうか確認していきましょう。たとえば、30個書き出したなら半分の15個まで整理をしていくイメージです。迷う場合はそのままに。ここでは不要と思うものだけを削除していき、自分のなかで整理していきます。

 

デザインを比較する

さまざまな外構デザインを見比べながら、理想のデザインを絞り込んでいきます。たとえば、オープンガーデンは、フェンスや門を設置しないデザインで、開放感があり広々とした印象を与えられます。その一方で、外部からの視線を遮断できず、プライバシーを守れない、防犯性が低くなるというデメリットがあります。クローズドガーデンは、フェンスや門、門扉を設置して、プライバシー性を重視するデザインです。デザインによっては、外部からだけでなく屋内から見たときにも閉塞感を感じてしまう点がデメリットといえます。

消去法で門扉が残っていた場合、この2つで選ぶならば防犯面に焦点を絞るとクローズドガーデンにメリットを感じ、オープンガーデンにデメリットを感じるでしょう。逆にデザイン性で考えると見方が変わってきます。人によって何を重要視するか異なるので、メリット・デメリットは変化します。門扉がなくてもメリットが高いと思えば、ここではじめて門扉を消去することができます。

 

専門家に相談する

専門家である外構工事会社の話を聞くことで、デザインのイメージが明確になっていきます。人によって優先する項目は異なるので、打ち合わせを重ねていき、最終的な内容を決めていきます。自分たちの選んだことにこだわりすぎてしまうと、外構工事で失敗する要因になるので、慎重に検討していきましょう。

吉村建設ではメール・電話・FAXで受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください。当社のホームページでは、施工事例やサービスを豊富に公開していますので、参考にしてください。理想の外構に近い施工事例などをお教えいただくと、スムーズにご案内ができます。

 

まとめ

近年、テレワーク化が進むなど働き方や環境の変化によって、外構工事の内容も変化していきます。こうした理由から、時代変化にも合わせて必要な外構工事を考えていくのもメリットを生かした外構工事を選ぶコツだといえます。こうした側面からも見ていくと、メリットのある外構デザインが見えてきます。

当社では、外構工事のスペシャリストとして、お客さまのご要望に応えていきます。お客さまが感じる外構工事のデメリットは、言い換えるならばわからないという不安からきているものかもしれません。疑問や質問がありましたらお気軽にご相談ください。

 

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