利便性や防犯性向上に!門扉やゲートをおしゃれに外構リフォーム
外構リフォームにはさまざまな種類がありますが、家の見た目をおしゃれにしたり防犯性が向上するのが門扉やゲートの設置です。この記事では、家の印象を大きく変える門扉やゲートとはどのようなものなのか、特徴や種類を解説します。当社が施工したリフォーム事例もご紹介するので参考にしてください。
防犯や事故を防ぐ門扉やゲートの役割
門扉やゲートは、外構のアプローチの前や駐車スペースの前に取り付ける門のことをいいます。車を盗難やいたずらから守るだけでなく、侵入者を防ぐ、子どもの飛び出しを防ぐなどの役割も担っています。
門扉やゲートは、外構の防犯性を高めるだけでなく、デザインで家の雰囲気がぐっと変わるものです。シンプルで強調しないデザインから、外構の見た目がワンランクアップするデザインまで種類も豊富で、門扉やゲートを取り付けることで、外構の印象を大きく変えられるでしょう。
設置後は、雨風といった外部要因で徐々に劣化していくものです。経年劣化とともに腐食、錆び、変形、割れなどの不具合が発生し、安全性が損なわれる可能性があります。その際は修理や新しい門扉に交換といった外構リフォームを検討する必要があります。門扉は電動など機能性が高いアイテムも多数登場しています。
門扉・ゲートを設置するメリット
外構設備のひとつとして、門扉やゲートを設置するとさまざまなメリットが生まれます。利便性や防犯性、さらにデザイン性の観点から、門扉やゲートを設置するメリットを確認しましょう。
侵入者への防犯性が向上する
門扉やゲートを設置することで、道路と家の境界をしっかりアピールできるので、不審者の侵入を防ぐ効果につながります。門扉やゲートがあるだけでも心理的な抵抗感を与えることが可能です。開閉の手間だけでなく、開閉時の音も気になるため、不審者が侵入しにくい外構づくりができるでしょう。門扉やゲートが閉じられていると、外から玄関先や庭先の様子がわかりにくくなるので、家族のプライバシーを守れるというメリットもあります。
子どもの飛び出しを防ぐ
子どもの飛び出しを防ぐのに、門扉やゲートの設置は有効です。外構の目の前に道路がある場合、子どもが飛び出すことで思わぬ大事故につながる可能性があります。大きな荷物で両手がふさがっていたり車の乗り降りのときなど、少し目を離したすきに子どもが道路に飛び出してしまう可能性は十分にあります。門扉やゲートを閉めることで、子どもの飛び出しを防ぎ利便性や安全性が向上します。
外構のデザイン性が高まる
門扉やゲートにはさまざまなデザインがあり、外構や住宅の雰囲気と合わせることで、おしゃれな見た目を目指すことが可能です。たとえば、モダンな住宅には電動式のスタイリッシュなデザインを、クラシックな住宅には可愛らしいデザインなど、デザインからも外構や住宅に最適な門扉やゲートを選びましょう。狭小地の住宅の場合は、目立たないシンプルなデザインや、使わないときはコンパクトに収納できるアコーディオンタイプの門扉やゲートが適しています。
大規模な外構工事が不要
リフォームの際に大規模な工事をしなくても済む点も、門扉やゲートを設置するメリットです。もともとの柱を利用して取り付けたり、すでにあるアコーディオンタイプの門扉・ゲートを取り替えたりするだけなら、数万円〜程度で工事が完了します。国内メーカーの門扉・ゲートなら、部品が故障しても速やかに新しいパーツを取り寄せられ、スピーディーにリフォームできるのもポイントです。柱の設置工事や基礎工事には専門的な技術が必要なので、依頼する際は外構工事の実績が豊富な業者を依頼しましょう。
門扉・ゲートを設置するデメリット
門扉やゲートには、メリットだけでなくデメリットもあります。どのデザインを選ぶかによって設置後の使いやすさやメンテナンスの頻度も変わるので、慎重に選ぶことも大切です。門扉やゲートを設置する前に知っておくべきデメリットを解説します。
使いにくい場合がある
門扉やゲートを設置後に、思ったよりも使いにくいと感じる場合があります。アコーディオンや片開き、両開きなどさまざまなタイプがあり、それぞれ使いやすさには違いがあります。手動の門扉やゲートを選ぶと車の場合、その都度降りて門を開けることになります。また、雨の日には濡れた門を触らなければなりません。内開きは外構スペースが狭くなるため、外開きは道路に面している家では、選びにくいというデメリットもあります。
大がかりな工事になる場合がある
設置する場所によっては、大がかりな工事が必要になり、予想外に費用や時間がかかる可能性があります。アコーディオンタイプの門扉やゲートは、砂利や地面には設置しにくく、外構やアプローチ部分にコンクリートを設置しなければならない場合があります。傾斜地への設置も難しいため、高低差を調整する工事が必要になることもあります。門扉やゲートの設置やリフォームは基本的には大規模な工事は不要ですが、外構や土地の状態、種類によっては設置以外の工事が必要になることも覚えておきましょう。
門扉・ゲートの種類や特徴
門扉やゲートにはさまざまな種類があり、どのタイプを選ぶかによって使い勝手や見た目が変わります。使用頻度や取り付ける目的を明確化したうえで、最適なタイプを選びましょう。
アコーディオン門扉
楽器のアコーディオンのように伸縮するタイプになります。コンパクトなスペースに設置できて取り扱いも簡単な点が魅力的です。キャスターが劣化しやすい、隙間にゴミやほこりが溜まりやすい点に注意しましょう。
片開き門扉
扉が1枚のみで、左右どちらかに向かって開閉するタイプです。設置コストが比較的安価で、さまざまなタイプの外構に取り付けられています。内側、外側のいずれかに開くタイプが一般的で、設置にはある程度の奥行きが必要になります。
両開き門扉
2枚の扉が開閉するタイプです。デザインが豊富で、クラシックなデザインの住宅や外構によく合います。両方を開閉しなければならないため、両手が荷物でふさがっているときなど手間に感じるときがあります。
親子開き門扉
両開きタイプのなかでも、片方の扉が小さく、開閉しないタイプを親子開き門扉といいます。左右に開かないので入口は小さくなりますが、デザイン性が高いものが多く、おしゃれな外構設備を求めている場合に最適です。
跳ね上げ門扉
扉が上下に開閉するタイプです。駐車スペースに設置されることが多く、電動タイプのものがメインです。内側や外側に開くのではなく上下に開閉するため、設置できるスペースが少ない場合も取り付けが可能です。
外構に合う門扉・ゲートを選ぶポイント
門扉やゲートを新たに設置する際やリフォームする際は、外構に適したタイプやデザインを選ぶことが大切です。設置してから後悔することのないよう、適切な選び方を確認しましょう。
設置目的を明確にする
まずは門扉やゲートを設置する目的を明確にしましょう。車へのいたずらや侵入者を防ぎたい、外部からの視線をシャットアウトしたいなど、設置目的はさまざまです。
たとえば、電動タイプの門扉やゲートは本体価格が高いものの、車や車椅子などに乗ったまま動かせるメリットがあります。手動のアコーディオンタイプは外構デザインの邪魔をしない、価格を抑えられる点が魅力ですが、一方でキャスターが壊れやすくメンテナンスの手間がかかるなどのデメリットがあります。いずれのタイプにもメリットとデメリットがあるため、設置目的に合うものを選びましょう。
家に合うデザインを選ぶ
外構や家の雰囲気を壊さず、より美しく見せてくれるデザインを選ぶことも大切です。防犯性や機能性を意識しすぎるあまり、デザイン性が劣るものを選んでしまうケースは珍しくありません。モダンなデザインやレトロなデザイン、スタイリッシュなデザインなど、外構や住宅の雰囲気に合う門扉やゲートを選びましょう。
門扉やゲートを取り付けることで外構や家の雰囲気が悪くなってしまうのが気になる場合は、シンプルなデザインを選ぶのもポイントです。アコーディオンタイプなど、使わないときは収納して目立たなくなる門扉やゲートを選ぶと良いでしょう。
使い勝手をシミュレーションする
実際に門扉やゲートを取り付けてからの使い勝手をシミュレーションしましょう。内開きの門扉と玄関扉の向きによっては、余計な動作が増える可能性があります。扉を取り付ける柱が邪魔になる、電動扉の開閉が遅くてストレスになるなどのケースも考えられます。カタログや図面で本体を見るだけでなく、実際に設置してからのシミュレーションも行いましょう。今は使いやすくても、将来ベビーカーや車いすで行き来する必要が出てきた際に負担が増える可能性もあります。将来性も考えて、長く使い続けられるものを選びましょう。
吉村建設の門扉・ゲートの施工事例
当社は、これまでに多くの外構工事を請け負っており、門扉やゲートの設置実績も多数あります。以下でご紹介する施工は、白を基調とする美しい住宅や外構に合う、2種類の門扉・ゲートを設置しました。
駐車スペースとアプローチのそれぞれに門を取り付けている点もポイントです。玄関アプローチ前には、アイアン製の重厚なデザインの門扉を採用し、駐車スペース前には白いアコーディオンタイプのゲートを設置しました。車を停めていない間ゲートを開けておけば、解放感のある外構をより一層楽しめます。
まとめ
門扉やゲートは、家のデザイン性を高めるだけでなく、防犯性も向上する外構設備です。デザインや機能もバリエーションが豊富で、外構や家に合わせて選べます。外構リフォームして家の印象を変えたい、防犯性を高めて安心して生活したいなど、要望に応じて最適な門扉やゲートを選びましょう。吉村建設では、外構工事やリフォームの施工実績が多数あります。外構設備にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。