外構工事を後回しにしない方がいい5つの理由と最適なタイミング

住宅を新築する際に、忘れてはならないのが外構工事です。外構工事は基本的に後回しにせず、住宅完成のタイミングに合わせて外構工事も完了させることが最善といえます。この記事では、外構工事を後回しにしない方がいい理由をご紹介します。外構工事を依頼する最適なタイミングや、最低限終わらせておきたい外構工事も解説するので、参考にしてください。

外構工事を後回しにしない方がいい5つの理由

住宅の間取りや設計に気を取られて、外構工事を後回しにしてしまうとさまざまなトラブルが発生する可能性があります。

 

敷地内の土がむき出しになってしまう

外構工事をしないと、住宅が完成しても外構部分の土がむき出しになってしまいます。外構部分の土は、住宅の外壁が汚れる心配があります。住宅に家具を搬入する際に泥が跳ねて汚れてしまう可能性もあるでしょう。駐車時に車を汚すことがあるだけでなく、地面がデコボコしていると最悪駐車できないケースもあります。その場合は外構工事が完了するまで近隣の駐車場を有料で利用しなければならず、生活が不便になってしまいます。

 

生活に必要な設備を利用できない

外構設備が十分に整っていないと、生活しにくくなる可能性があります。インターフォンやポストがないと来客や郵便物の対応ができません。表札がないことで、郵便物自体が間違えて届けられてしまうケースもあります。車を雨やほこりなどから守ってくれるカーポートがなければ、洗車の手間も増えるでしょう。ほかにも、スロープがなくベビーカーや車いすで出入りしにくいなどの問題も考えられます。

 

家のなかの様子が丸見えになる

外構工事が完成していないと、視界をさえぎるものがなく家のなかの様子が丸見えになってしまいます。とくに道路や歩道に面した場所にリビングや大きな窓がある住宅では、日当たりがよくてもカーテンを閉めっぱなしにしなければならないといった問題が発生します。家のなかの様子が丸見えだと、外出している時間帯なども外から確認できてしまいます。そのため、空き巣に入られる可能性があるなど、防犯面での問題も多くなるでしょう。

 

住宅全体の景観が悪くなる

外構工事が完成しない間は、住宅全体の景観が悪くなります。住宅のデザインにこだわっていても、外構が放置されている状態は貧相な印象を与えてしまいます。住宅のデザインにもこだわったのであれば、美しい外観を楽しむために少しでも早く外構工事を済ませましょう。住宅の間取りや設備に気を取られてしまう方も多いですが、住宅の外観を考えるタイミングであれば外構もまとめて一緒に考えやすくなるでしょう。

 

予算の調節が難しくなる

外構工事は後回しでいいと考えていると、予算の調整が難しくなる可能性があります。住宅のデザインや設備に追加で予算を使ってしまい、いざ外構工事を依頼する際に予算がなくなってしまいます。外構は住宅全体の印象を大きく左右するポイントです。外観にもしっかりこだわりたいのであれば、外構工事の予算を住宅に使い切ってしまう前に外構工事の依頼をすることが大切です。住宅も外構も同時期に工事するとイニシャルコストはかかりますが、機能やデザインを重視した外構工事をはじめに終わらせれば、その後快適に過ごせるでしょう。

 

外構工事の最適なタイミング

外構工事は基本的に、住宅メーカーとは別の業者に依頼する必要があります。外構工事はどのタイミングで依頼すればいいのか、最適なタイミングを考えましょう。

外構のデザインは早めに考えておく

まず、外構のデザインは早めに考えておくことが大切です。住宅の外観を決定する段階で、ある程度外構のデザインもイメージしておきましょう。いざ外構工事を依頼する際に、1から考えるとなると多くの時間や手間がかかってしまいます。結果的に予算を使いすぎたり、予算が足りなくなったりすることもあるでしょう。また、外構工事を依頼する業者も早めに探しておく必要があります。複数社の相見積もりを取る場合も、早めにどのようなデザインにしたいか具体的に伝えられるようにしておきましょう。

 

住宅の基礎ができたら依頼

外構工事を依頼するのに最適なタイミングは、住宅の基礎が完成した段階です。住宅の基礎が完成するまでは外構工事の見積もり自体が難しく、断られる可能性があります。また、外構の構造によっては住宅の工事に必要な機材を搬入できなくなるケースも考えられます。住宅の基礎ができた段階であれば外構工事業者に見積もりを依頼しやすく、その後の工事もスムーズに進めやすくなるでしょう。

 

住宅の外壁ができたら工事

外構工事の依頼が済んだら、住宅の外壁工事が完了したタイミングで工事をスタートさせることがおすすめです。外壁工事中は足場が設置されていたり、外壁工事に必要な機材が置かれていたりして、外構工事ができない可能性があります。外壁工事が完了し、あとは住宅の内部の工事だけという段階になれば、外構工事も問題なくスタートできるでしょう。外構工事業者や外構工事の内容によって工事をはじめる時期が変動するので、事前に工事スタートのタイミングはよく打ち合わせておきましょう。

 

最低限済ませておきたい4つの外構工事

予算やスケジュールの問題から外構工事はできれば後回しにしたいと考えている方も多いでしょう。しかし、生活の質を高めるため、安心して新しい住宅に住みはじめるためにも、外構工事は早めに終わらせることが大切です。

 

玄関のアプローチ

外構工事は後回しでいいと考えていても、玄関アプローチは作っておきましょう。玄関のアプローチ部分は、家族だけでなく来客などで多くの人が毎日使う場所です。玄関アプローチがないと、毎日の出入りが不便になり、来客者の足元を汚してしまう可能性もあります。ベビーカーや車いすを使う家族がいる場合、玄関の使い勝手が悪くなる可能性もあります。外構が大きい場合は、玄関アプローチのデザインも重要です。住宅と整合性のあるデザインを考えましょう。

 

フェンスや塀の設置

外構部分を取り囲むフェンスや塀などは、後回しにせずに工事を済ませましょう。外からの視界をさえぎり、防犯性を高められます。とくに、大きな道路や車道に面した大きな窓がある住宅の場合、目隠しになるフェンスの設置は欠かせません。ペットを庭で飼っている場合、塀やフェンスを取り付けないことで近隣トラブルになる可能性もあります。トラブルを回避する目的でも、ペットをのびのびと遊ばせてあげるためにも、フェンスや塀は最低限取り付けておきましょう。

 

表札・門・インターフォンなどの設備

表札、門、インターフォンなどの外構設備も、後回しにせず早めに設置しましょう。これらは住宅に住みはじめてから生活のために必要なアイテムです。ただし、外構のデザインによっては住宅にインターフォンを取り付ける、門のないオープンガーデンにしたい場合もあるでしょう。外構設備にはほかにも照明、ポスト、水栓などがあるので、理想の外構デザインに応じて必要な設備を考えておきましょう。

 

カーポートの取り付け

車を駐車するスペースのカーポートも、はじめに設置しておくことをおすすめします。外構のデザインによっては、カーポートの設置を後回しにすると設置が難しくなったり、駐車しにくくなったりする可能性があります。最初に設置していれば、車を汚れから守れるだけでなく、庭に置いておきたい自転車や子どもの遊具なども汚さずに済みます。駐車のしやすさや玄関から車の乗り降りのスムーズさなども考え、外構工事の最初の段階でカーポートの設置位置を決めておきましょう。

 

吉村建設の外構工事事例

当社は、香川県で多くの外構工事に対応してきた実績があります。施工事例の一部を紹介するので、自宅の外構に取り入れたいデザインや設備などをチェックしてみてください。

 

ペットと遊べるようフェンスを設置

ペットが駆け回れるようにフェンスを設置した施工事例です。フェンスがあればペットが飛び出したり近隣に迷惑をかけたりすることなく、のびのびと庭先での時間を楽しめます。フェンスは解放感のある目の粗いものだけでなく、目隠しの役割も果たしてくれるデザインを選ぶことも可能です。フェンスの種類によって外構の雰囲気は大きく変わるので、どのような外構にしたいか考えながら選びましょう。

 

わんちゃんが駆け回れるお庭づくり

シンプルな土間コンクリート

玄関の駐車スペースをシンプルかつおしゃれに、土間コンクリートで仕上げました。さりげない目地がポイントになっており、すっきりした印象もデザイン性の高い外構も手に入れることが可能です。車やベビーカーなどの出入りがある場合は、土間コンクリートを用意するだけでも外構部分を快適に使いやすくなるでしょう。

 

シンプルな駐車場🚗土間コンクリート🤗

カーポートやスロープの取り付け

カーポートやスロープなど、生活を快適にする外構設備を取り入れた施工事例です。最初の段階でこれらの設備を導入しておけば、泥で足元や車が汚れたり、玄関の出入りを不便に感じたりすることなく過ごせるでしょう。住宅のデザインとの相性も考えながら、最適な外構設備を設置することも検討してみてください。

 

シンプルなオープンガーデン外構

まとめ

住宅のデザインなどを考えていると外構は後回しにしてしまいがちですが、実際に外構工事を後回しにすると生活にさまざまな支障が出る可能性があります。外観や使い勝手の悪さに後悔しないためにも外構工事は後回しにせず、早めに取り掛かることをおすすめします。外構工事を早めに終わらせることで、新しい住まいでの暮らしがより楽しくなり、素敵な毎日を過ごせるようになるでしょう。吉村建設では、使いやすいだけでなくデザイン性の高い外構の提案や工事を行っています。毎日見ることになる外構だからこそしっかりこだわりたい方は、お気軽にご相談ください。

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