個性的なデザインが魅力!ガビオンのメリットデメリット
- 作成者: 吉村建設
- カテゴリー: コラム, 外構/エクステリア工事
- タグ: ガビオン, 外構
ガビオンは、石を金網に詰めて設置する構造物です。住宅のフェンスや門柱などに採用されており、石材の質感を活かしたデザイン性の高い外構として注目されています。ガビオンは、従来のブロック塀やアルミフェンスでは表現しにくい自然素材の風合いや質感を外構に取り入れられます。この記事では、ガビオンの魅力や設置のメリット・デメリット、外構に取り入れる際のポイントなどをご紹介します。
目次
Toggle外構工事におけるブロック塀の役割

外構工事おいてブロック塀は、近隣の住宅や道路などと自身の敷地の境界線を作る役割があります。ブロック塀を取り入れることで隣家との境界線が明確になり、近隣トラブルを防ぐことが可能です。ある程度の高さのブロック塀は、通行人からの視線を遮る役割も担っています。
とくに住宅が密集している地域や大きな道路に面している敷地に住宅を建てる際は、外構工事ではプライバシーを確保することも考える必要があります。自宅や庭先が見えにくいのが空き巣や盗撮などの被害を防ぎ、より安心して暮らせるようになるでしょう。
さらに耐久性や耐火性が高いブロック塀は、万が一車が突っ込んできたときに住宅や庭を守る、周辺や自宅で火災が起きた際に火の広がりを抑えるといった役割もあります。ブロック塀の種類やデザインは豊富にあるため、住宅の印象や予算に応じて、さまざまな選択肢のなかから最適なものを選びましょう。
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外構工事で人気のガビオン

ガビオンとは、鉄やアルミなどの丈夫な素材をカゴ状に組み立て、その内部に天然石や砕石を詰め込んだ構造物のことです。ブロック塀の代わりとして外構を取り囲むように設置されるのが一般的です。シンプルな作りですが、ガビオンならではの素材の質感や天然石の独特な風合いが空間におしゃれさを加えてくれます。
ガビオンの主な用途は、住宅や施設の外構を囲む塀としての活用が挙げられます。一般的なブロック塀のように隙間なく敷き詰める形ではないため、適度な「抜け感」を出した外構デザインの実現が可能です。
ガビオンは、設置する場所や敷き詰める石材の種類、形状、大きさによって雰囲気が大きく変わります。例えば、門柱や庭のアクセントとして取り入れたり、敷地の一部に設置して空間を引き締めたりと、アイデア次第で様々なアレンジが楽しめるのが特徴です。庭の装飾や花壇の仕切りとして設置すれば、空間にナチュラルさが加わってより自然と調和する外構が完成します。
ガビオンがもたらす魅力は、デザイン性だけにとどまりません。中に敷き詰めた石材の存在感とカゴ状の構造が組み合わさることで、空間に自然なコントラストが生まれ、洗練された美しい外構を演出します。また、石の表面の凹凸が光と影を生み出し、外構に奥行きや立体感を与えてくれるのも魅力です。
このように、ガビオンは外構にアクセントを加えたい場合や周囲と一味違った外構デザインにしたい場合に適しています。活用次第でシンプルな空間をアートのように変えたり、自然と調和する落ち着きのある雰囲気を生み出したりと、ガビオンは無限の可能性を秘めています。
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外構デザインをガビオンにするメリット

ガビオンを外構に取り入れれば、機能性と美しさを兼ね備えた空間を作り上げることができます。耐久性に優れた構造と天然石の自然な風合いが、外構をスタイリッシュに引き立てつつも視覚的なアクセントを加えてくれるでしょう。また、使い方次第で日々の暮らしに自然の温かみや心地よさをもたらしてくれたり、趣味を楽しめる空間になったりとメリットが多くあります。外からの視線を遮る目隠しとしても機能するため、安全性やプライバシーを確保した快適で居心地の良い暮らしの実現にも貢献します。
外構がおしゃれになる
ガビオンを取り入れることで、外構をおしゃれな雰囲気にできます。ガビオンは人工的なフェンスと自然を感じられる石のバランスが非常によく、ほどよく力の抜けた印象に見せてくれる点が特徴です。カゴの網目を小さくして細かい石を敷き詰めれば繊細かつやわらかい雰囲気になり、カントリー調の優しい雰囲気の住宅や外構によく合います。
網目を広く、敷き詰める石を大きくすれば無骨な雰囲気に仕上がるため、ヴィンテージ感のある住宅や外構に取り入れるといいでしょう。モダンな住宅のアクセントにも適しています。ブロック塀は無機質すぎる、天然石は圧迫感がある、レンガは外構のイメージに合わないなどの悩みを抱えている方がガビオンを取り入れれば、バランスのいいおしゃれな外構を作れるでしょう。
目隠しの役割をしてくれる
ガビオンは、鉄などの素材をカゴのなかに石を敷き詰める技法で、高さを出せば壁のように目隠しの役割を果たしてくれます。外構が大きな道路に面している、近隣との距離が近い場合、庭先や玄関の様子が丸見えになるのは嫌だと感じる方も多いでしょう。
庭で趣味のガーデニングや子どもの水遊びなどプライベートな時間を楽しみたくても、外部からの視線が気になって十分に楽しめないケースもあります。そのような場合、外壁にガビオンを取り入れれば、おしゃれな雰囲気を出しつつしっかり周囲からの目隠しの役割を果たしてくれます。ガビオンは、ほどよく抜け感を演出してくれるため、外壁を取り入れることで庭先に圧迫感が生まれてしまうのではないかと不安に感じている方にも適しています。
プランターなどを吊るせる
ガビオンは、フェンス状になっている部分にプランターなどを吊るせるメリットもあります。自宅でガーデニングを楽しみたい方にとっては、プランターを吊るすことで壁面のデッドスペースを活用できるガビオンは非常に魅力的です。プランターだけでなく、掃除用具や子どもの遊具、ガーデニングに使うホースなどをフックに引っかけて吊るすことも可能です。ガビオンは、ガーデニングに使うアイテムをすぐに使える場所に設置したい、庭が狭くて子どもの遊具の収納場所が少ないなどのシーンでは、スペースを有効活用できるという役割もあります。
ガビオンを外構工事に取り入れる際の注意点

ガビオンはおしゃれな外構工事のひとつですが、取り入れる前に注意点を確認しておく必要もあります。予算や安全性を確認したうえで、取り入れるべきかを適切に判断しましょう。
比較的費用が高い傾向にある
ガビオンは、一般的なブロック塀と比較すると値段が高くなる傾向にあります。フェンスの素材や接続するための金具、石材などの費用がかかるため、一般的なフェンスやブロック塀よりも高額になることを理解しておきましょう。素材を天然石にする、広い面積にガビオンを設置する、基礎作りが入念に必要な土地にガビオンを取り入れる場合は、さらに費用がアップする可能性もあります。外構工事はお金がかかる部分も多いですが、どの部分にお金をかけるか、節約するかをよく考えることが大切です。
倒れる危険性がある
ガビオンが万が一倒れた場合、外構設備や周辺道路を傷つけたり、最悪の場合けが人を出したりしてしまう可能性があります。ガビオンは、鉄製など丈夫なカゴのなかに石を敷き詰める工法ですが、カゴ部分が弱く不安定だと石の重さに耐えきれません。また、石の敷き詰め方が悪いと1か所に重みが集中して負荷がかかり、倒れやすくなるケースもあります。
設置には専門的な知識が必要
ガビオンの外構工事は、専門的な知識が必要です。ガビオンの施工実績が少ない業者に依頼したり自作すると、安全面に問題が出てくる可能性があるので注意しましょう。倒れないようにしっかりとした基礎を作る、適切なワイヤーの太さを選ぶ、倒れにくいよう石を敷き詰めるなど、1つひとつの行程を慎重に行う必要があるのがガビオンです。
ガビオンをおしゃれに仕上げるために検討すべき5つのポイント

ガビオンを外構に取り入れると、おしゃれでデザイン性の高い庭に仕上がります。しかし、中に詰める石の種類やカラー、他の外構とのバランスを考慮しないと、無機質になったり住宅との調和が崩れたりするケースがあるため、事前にいくつかの項目を検討しておきましょう。
石の敷き詰め方
ガビオンの印象は、石の敷き詰め方によって大きく変わります。石の詰め方は、大きく分けて「上から下まで隙間なく埋める方法」と「隙間を残しながら無造作に敷き詰める方法」の2つです。
金網の上から下まで隙間なく石を埋める方法は、迫力や重厚感のある外構に仕上げたい場合に向いています。たとえば、目隠しフェンスや門柱をガビオンにし、金網内部を石で埋めると、外構全体に存在感が生まれます。また、石がしっかり敷き詰められている分、石のサイズや形状をそろえるとさらに整った印象になり、洗練されたおしゃれな外構に仕上がるのが特徴です。直線的なデザインの住宅やモダンな外観とも相性が良く、外構の主役として配置したい場合にも適しています。
一方、ぎっしり敷き詰めずに少し隙間をあけると、圧迫感をおさえられます。視線の抜けが生まれてガビオンの存在感をおさえられるため、周囲の外構とのバランスを取りやすくなります。重厚感をおさえつつ、単調な仕上がりになるのを避けたい場合におすすめの方法です。
敷き詰める石の種類・カラー
同じサイズのガビオンでも、選ぶ石によって外構の印象が大きく変わります。ガビオンに使用する石材はさまざまですが、代表的な種類として「割栗石(わりぐりいし)」「チャート石」「ミカモ石」の3つが挙げられます。
割栗石は、岩石を砕いて角張った形状に加工した石です。無骨で重厚感のあるガビオンを設置したい場合におすすめです。チャート石は、二酸化ケイ素を主成分とした石です。グレーとオレンジが混ざったような色味が特徴で、石と植物を組み合わせたロックガーデン、多肉植物や石を取り入れたドライガーデンによく使われています。ミカモ石は硬度が高く、グレー系や赤褐色などカラーバリエーションが豊富なのが大きな特徴です。
また、石のカラーによっても雰囲気が変わり、グレー系ならモダンでスタイリッシュな仕上がりになります。ベージュやホワイトは、ナチュラルで外構を明るく見せてくれるのが特徴です。取り扱いのある石材は、メーカーや施工会社によって異なるため、理想とする外構のイメージや周囲のデザインとのバランスを踏まえて選びましょう。
用途(門柱・目隠しなど)
ガビオンの用途を明確にしておくと、適切なサイズや高さ、石材の種類などを決めやすくなります。たとえば、門柱をガビオンにすると外構のアクセントになります。表札やポスト、照明と組み合わせることで、デザイン性の高い玄関が完成します。
目隠しフェンスとしてガビオンを設置すれば、個性的で唯一無二な外構に仕上がります。石の詰め方やカラー、高さを調整することで、圧迫感を抑えながら家族のプライバシーを確保できます。フェンスを全てガビオンにするのではなく、一般的なフェンスと組み合わせたり、下部のブロック塀をガビオンに置き換えたりなど一部分に取り入れる方法もおすすめです。
また、ガビオンの上に天板を置き、屋外ベンチやテーブルとして活用するのもよいでしょう。屋外空間を充実させたい家庭やカフェのような庭にしたい方にもおすすめの活用方法です。ガーデニングを楽しみたい場合は、花壇の土台をガビオンにするのもひとつの選択肢となります。石と植物が組み合わさることで、デザイン性の高い外構に仕上がります。ガビオンを庭のどの場所に使用したいかを検討し、外構計画を立てましょう。
植栽とのバランス
ガビオンを外構に取り入れる際は、植栽とのバランスを意識しましょう。ガビオンは設置するだけでもおしゃれな外構に仕上がりますが、無機質な印象が全面に出る場合があります。ガビオンと植栽をうまく融合させることで、ガビオンの魅力を生かしながら外構の完成度を高められます。
たとえば、アガベやユッカはガビオンとの相性が良く、リゾート感が出る植物として人気が高いです。頻繁に水やりをする必要もなく、丈夫でメンテナンス性にも優れています。オリーブもガビオンと相性が良く、ナチュラルな外構を演出できます。アガベやユッカは直線的なフォルムで力強い印象を与えるのに対し、オリーブはやわらかな枝ぶりと葉姿で外構に落ち着きをプラスしてくれるのが大きな特徴です。
庭の面積が広い住宅では、ココスヤシを取り入れて空間に存在感を持たせる方法もあります。シンボルツリーとして配置すれば、ガビオンの重厚感と相まってリゾート感のある外構が完成します。ガビオンの魅力を引き出すためにも、石材だけで完結させるのではなく、植栽との組み合わせまで考えて計画を立てましょう。
照明計画
ガビオンをおしゃれに魅せるために、照明との組み合わせにも目を向けましょう。たとえば、ガビオンに間接照明の光を当てると、石の凹凸が強調され、美しい陰影が浮かび上がります。昼間とは異なる表情を楽しめるだけでなく、庭やアプローチのデザイン性も高まるでしょう。
照明の色味も、ガビオンを設置するうえで意識したいポイントです。オレンジなどの暖色系の電球色を選ぶと、外構が温かみのある印象になります。一方、ホワイトや青みがかったホワイトなどの寒色系の光を取り入れると、シャープでモダンな印象になります。直線的なデザインの住宅とも相性が良く、洗練されたおしゃれな外構に仕上がるのが特徴です。
また、照明の配置や光の向きを工夫すると、ガビオンの魅力がより引き立ちます。目隠しフェンスとして活用する際は、境界線が分かるように足元からライトを当てるとよいでしょう。門柱にガビオンを採用する場合は、上部から光を当てるとポストやインターホンの位置を認識しやすくなります。設置場所や用途に合わせて照明計画を考え、ガビオンのよさを最大限に生かしましょう。
ガビオンの施工を専門業者に依頼した方が良い理由

ガビオンを設置する際、費用を抑えるためにDIYで設置できるのかと考える方もいるのではないでしょうか。結論として、ガビオンの施工には、専門知識と優れた技術が必要なため、専門の外構業者に依頼しましょう。
ガビオンは、一見金網に石を敷き詰めただけの構造に見えますが、設置の際は、基礎の作り方や固定方法、他の外構設備とのバランスなど検討すべき項目が多くあります。これらを適切に判断し正しく施工していないと、転倒や傾き、沈下などの問題が生じる可能性があります。見た目だけでなく、耐久性や安全確保にも影響が及ぶため、基本的には専門業者に施工を依頼しましょう。
また、専門の外構業者に依頼すれば、門柱やフェンス、植栽、照明などのバランスまで考慮した外構計画を立てられます。敷地条件や住宅の外観を考慮しながら設計できるため、ガビオンだけが浮いてしまう心配も減らせるでしょう。
さらに、プロは理想の仕上がりを丁寧にヒアリングし、希望や予算に合ったガビオンの形状や石材、設置場所を提案してくれます。これまでの施工経験をもとに、プロの視点からアドバイスを受けられるため、満足の高い外構が完成します。ガビオンを使ったおしゃれな外構をつくりたい方は、まずは専門の外構業者に依頼しましょう。
吉村建設が手掛けたガビオンの施工事例

吉村建設は「住み暮らすまちの景観を美しく」をコンセプトに掲げ、香川県の住宅の外構を数多く手掛けています。こちらの住宅では、敷地の境界線となる柵にガビオンを採用しました。一般的なブロック塀やフェンスではなく、石材の質感を活かしたガビオンを取り入れ、個性的で唯一無二な外構に仕上げています。
使用した石は、香川県で産出される「庵治石(あじいし)」と呼ばれる石です。庵治石は、きめ細やかな質感と美しいまだら模様が特徴的な石で、花崗岩のダイヤモンドとも呼ばれています。
高級感のある庵治石を敷き詰めたガビオンは、存在感がありながらも上品で美しい印象を与えます。周囲の景観とも調和しやすく、住宅をより美しく引き立ててくれるのが魅力です。
ガビオンの施工には、専門技術と知識が必要です。吉村建設では、お客さまの要望や敷地条件を踏まえ、ガビオンの形状や石材の選定、設置位置まで提案いたします。ガビオンの活用方法は、フェンスだけでなく、門柱やガーデン家具、花壇などさまざまです。ガビオンをどう取り入れるか悩んでいる方も、ぜひ当社に一度ご相談ください。
まとめ
外壁のブロック塀にはさまざまな種類がありますが、そのなかでもガビオンはまだ珍しく、あまり知られていない工法です。ガビオンは、個性的な外壁にできる反面、価格が高い、安全面が気になるなどのデメリットもあります。外壁やブロック塀にはさまざまな種類があるため、それぞれのメリット、デメリットを比較して自宅の外構に最適な施工を選びましょう。吉村建設は、外壁やブロック塀の施工実績が多数あります。住宅や外構のデザインも踏まえて、最適な施工をご提案させていただきます。お問い合わせフォームから、ブロック塀のデザインや種類、予算などお悩みの点はお気軽にご相談ください。




