個性的なデザインに仕上がるガビオンの外構工事

ガビオンは、外構工事において外部からの目隠しや門柱などに活用される技術です。外構工事のなかでもまだあまり知られていない工法なので、取り入れることで、ほかとは違う雰囲気を楽しめるでしょう。この記事では、ガビオンとはどのような外構工事なのかを解説するとともに、ガビオンのメリットとデメリット、さらにガビオン以外の人気の外構デザインをご紹介します。

外構工事におけるブロック塀の役割

外構工事おいてブロック塀は、近隣の住宅や道路などと自身の敷地の境界線を作る役割があります。ブロック塀を取り入れることで隣家との境界線が明確になり、近隣トラブルを防ぐことが可能です。ある程度の高さのブロック塀は、通行人からの視線を遮る役割も担っています。

とくに住宅が密集している地域や大きな道路に面している敷地に住宅を建てる際は、外構工事ではプライバシーを確保することも考える必要があります。自宅や庭先が見えにくいのが空き巣や盗撮などの被害を防ぎ、より安心して暮らせるようになるでしょう。

さらに耐久性や耐火性が高いブロック塀は、万が一車が突っ込んできたときに住宅や庭を守る、周辺や自宅で火災が起きた際に火の広がりを抑えるといった役割もあります。ブロック塀の種類やデザインは豊富にあるため、住宅の印象や予算に応じて、さまざまな選択肢のなかから最適なものを選びましょう。

 

外構工事で人気のガビオン

ガビオンとは、鉄やアルミの素材をカゴ状に組み立て、そのなかに天然石や砕石などを敷き詰めたものです。ブロック塀の代わりとして、外構を取り囲むように設置されることが多いです。ほかにも、門柱などにアクセントとしてガビオンを取り入れる方法もあります。

一般的なブロック塀よりも抜け感やすっきりとした印象があり、シンプルながら個性も感じられる外構にできます。ガビオンをどこに設置するか、どのような石を敷き詰めるかによって大きく雰囲気が変わるため、アイデア次第でさまざまなアレンジも楽しめます。

一般的なブロック塀に比べて見た目に迫力があり、凹凸のある立体感な仕上がりになるため、外構にアクセントを加えたい、個性的な印象を与えたいときにも用いられます。

 

外構がおしゃれになる

ガビオンを取り入れることで、外構をおしゃれな雰囲気にできます。ガビオンは人工的なフェンスと自然を感じられる石のバランスが非常によく、ほどよく力の抜けた印象に見せてくれる点が特徴です。カゴの網目を小さくして細かい石を敷き詰めれば繊細かつやわらかい雰囲気になり、カントリー調の優しい雰囲気の住宅や外構によく合います。

網目を広く、敷き詰める石を大きくすれば無骨な雰囲気に仕上がるため、ヴィンテージ感のある住宅や外構に取り入れるといいでしょう。モダンな住宅のアクセントにも適しています。ブロック塀は無機質すぎる、天然石は圧迫感がある、レンガは外構のイメージに合わないなどの悩みを抱えている方がガビオンを取り入れれば、バランスのいいおしゃれな外構を作れるでしょう。

 

目隠しの役割をしてくれる

ガビオンは、鉄などの素材をカゴのなかに石を敷き詰める技法で、高さを出せば壁のように目隠しの役割を果たしてくれます。外構が大きな道路に面している、近隣との距離が近い場合、庭先や玄関の様子が丸見えになるのは嫌だと感じる方も多いでしょう。

庭で趣味のガーデニングや子どもの水遊びなどプライベートな時間を楽しみたくても、外部からの視線が気になって十分に楽しめないケースもあります。そのような場合、外壁にガビオンを取り入れれば、おしゃれな雰囲気を出しつつしっかり周囲からの目隠しの役割を果たしてくれます。ガビオンは、ほどよく抜け感を演出してくれるため、外壁を取り入れることで庭先に圧迫感が生まれてしまうのではないかと不安に感じている方にも適しています。

 

プランターなどを吊るせる

ガビオンは、フェンス状になっている部分にプランターなどを吊るせるメリットもあります。自宅でガーデニングを楽しみたい方にとっては、プランターを吊るすことで壁面のデッドスペースを活用できるガビオンは非常に魅力的です。プランターだけでなく、掃除用具や子どもの遊具、ガーデニングに使うホースなどをフックに引っかけて吊るすことも可能です。ガビオンは、ガーデニングに使うアイテムをすぐに使える場所に設置したい、庭が狭くて子どもの遊具の収納場所が少ないなどのシーンでは、スペースを有効活用できるという役割もあります。

 

ガビオンを外構工事に取り入れる際の注意点

ガビオンはおしゃれな外構工事のひとつですが、取り入れる前に注意点を確認しておく必要もあります。予算や安全性を確認したうえで、取り入れるべきかを適切に判断しましょう。

 

比較的費用が高い傾向にある

ガビオンは、一般的なブロック塀と比較すると値段が高くなる傾向にあります。フェンスの素材や接続するための金具、石材などの費用がかかるため、一般的なフェンスやブロック塀よりも高額になることを理解しておきましょう。素材を天然石にする、広い面積にガビオンを設置する、基礎作りが入念に必要な土地にガビオンを取り入れる場合は、さらに費用がアップする可能性もあります。外構工事はお金がかかる部分も多いですが、どの部分にお金をかけるか、節約するかをよく考えることが大切です。

 

倒れる危険性がある

ガビオンが万が一倒れた場合、外構設備や周辺道路を傷つけたり、最悪の場合けが人を出したりしてしまう可能性があります。ガビオンは、鉄製など丈夫なカゴのなかに石を敷き詰める工法ですが、カゴ部分が弱く不安定だと石の重さに耐えきれません。また、石の敷き詰め方が悪いと1か所に重みが集中して負荷がかかり、倒れやすくなるケースもあります。

 

設置には専門的な知識が必要

ガビオンの外構工事は、専門的な知識が必要です。ガビオンの施工実績が少ない業者に依頼したり自作すると、安全面に問題が出てくる可能性があるので注意しましょう。倒れないようにしっかりとした基礎を作る、適切なワイヤーの太さを選ぶ、倒れにくいよう石を敷き詰めるなど、1つひとつの行程を慎重に行う必要があるのがガビオンです。

 

ガビオン以外のブロック塀の種類を解説

外壁には、ガビオン以外にもさまざまな選択肢があります。ブロック塀のなかでも人気が高い種類を紹介するので、好みのデザインや予算、現在の外構との相性なども踏まえて最適な種類を選びましょう。

 

レンガ

レンガは、暖かみのある印象にしてくれるブロック塀のひとつです。丁寧に積み重ねられたレンガは重厚感も味わえて、外構全体を高級感のある印象にしてくれるでしょう。コンクリート塀では味気ない、ナチュラルでカントリー調の外構にあうブロック塀を取り入れたいと考えている方に適しています。劣化や破損をしやすく、リフォームの際に同じ色合いのレンガが見つからない可能性がある点がデメリットです。

 

コンクリートブロック

コンクリートのブロックを積み上げる工法です。レンガよりもすっきりとした印象に仕上がるため、あまりカントリー調にしたくない方にも適しています。コンクリートブロックは種類が豊富にあり、色や凹凸のデザインによってさまざまな表情を楽しめます。自宅の外構と合うデザインのコンクリートブロックを選びましょう。ただし、安全面の観点からコンクリートブロックは建築基準法で高さや厚みに制限があります。高さ2.2m、厚さ10~15cm以内に納める必要があることは理解しておきましょう。

 

打ちっぱなしコンクリート

打ちっぱなしコンクリートは、近年人気のスタイリッシュな外壁です。コンクリートを型枠に流し込み、その後塗装を行わずコンクリートもまま仕上げる工法です。シンプルでモダンな印象に仕上がり、すっきりとした外構にしたい方に向いています。ただし、コンクリートを流し込んで固めたまま仕上げるには職人の高い技術が必要です。多数の施工実績があり、技術や経験を十分に兼ね備えた職人が在籍している業者を選ぶ必要があります。当社は、外構工事の実績が豊富にあり、デザインから施工まですべて自社の職人が丁寧に対応しています。打ちっぱなしコンクリートなどの難しい施工でも、安心してご依頼いただけます。

 

吉村建設の打ちっぱなしコンクリート事例

当社では、これまでに多くの外構工事に対応してきた実績があります。モダンですっきりとしたデザインの外構、子どもから高齢者まで使いやすい機能性を重視した外構、草花がよく似合い、ガーデニングが楽しくなる外構など、お客さまの要望を踏まえて、さまざまなプランをご提案しております。そのなかでも、高い技術が必要な打ちっぱなしコンクリートの施行には自信があります。外壁工事の選択肢のひとつとして、吉村建設の施工事例もぜひ参考にしてみてください。

 

高級感を際立たせてくれる打ちっぱなしコンクリート

高級感のある落ち着いた外構にあう打ちっぱなしコンクリートの施工事例です。近隣からの視界を高さのある外壁が遮ってくれて、広々とした外構でリラックスした時間を過ごせます。外から見られることなく、人を呼んでウッドデッキで食事をしたり子どもたちを遊ばせたりできるよう、高さのある外壁とお手入れが簡単なスタンプコンクリート製のウッドデッキをご提案させていただきました。

 

人が集まるお庭に🤗

シックな住宅との相性がいい打ちっぱなしコンクリート

シックでデザイン性が高いモダンな住宅によくあう、打ちっぱなしコンクリートの施工事例です。ムラのない美しい打ちっぱなしコンクリートに仕上げるには高い職人の技術が必要です。吉村建設では、自社の職人が1つひとつの打ちっぱなしコンクリートを丁寧に仕上げています。打ちっぱなしコンクリートが外構全体の印象を大きく左右するようなデザインでも、満足していただける仕上がりになるよう、細心の注意を払って作業を進めます。

 

シンプルモダンな打ちっ放しコンクリート壁

まとめ

外壁のブロック塀にはさまざまな種類がありますが、そのなかでもガビオンはまだ珍しく、あまり知られていない工法です。ガビオンは、個性的な外壁にできる反面、価格が高い、安全面が気になるなどのデメリットもあります。外壁やブロック塀にはさまざまな種類があるため、それぞれのメリット、デメリットを比較して自宅の外構に最適な施工を選びましょう。吉村建設は、外壁やブロック塀の施工実績が多数あります。住宅や外構のデザインも踏まえて、最適な施工をご提案させていただきます。お問い合わせフォームから、ブロック塀のデザインや種類、予算などお悩みの点はお気軽にご相談ください。

 

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