イングリッシュガーデンの外構デザインとは?自社施工を選ぶ理由やできること
イングリッシュガーデンは、ナチュラルな自然の美しさを活かし、庭を彩る外構デザインです。外国のような雰囲気を演出できる人気の外構デザインですが、思い描いていたイメージと異なったり、住んでみて不便に感じたりするケースもあります。この記事では、イングリッシュガーデンの魅力や注意点を解説します。自社施工のメリットも紹介しながら、素敵な庭づくりのポイントを押さえましょう。
イングリッシュガーデンの外構デザインとは?
イングリッシュガーデンは、自然の美しさを活かし、人の手をあまり加えない庭づくりのスタイルです。18〜19世紀のイギリスで確立された外構スタイルで、自然に近い美しい風景を手軽に庭で楽しめることが魅力です。
イングリッシュガーデンには「コテージガーデン」や「カントリーガーデン」と呼ばれるスタイルがあります。本来はイングリッシュガーデンを細分化した名称ですが、日本ではイングリッシュガーデンと似たような意味合いで使われます。日本のイングリッシュガーデンは「コテージガーデン」と呼ばれるスタイルが一般的です。
コテージガーデンは、田舎の風景を思わせるようなバラや果樹、草花を自然に植え込むスタイルが特徴です。イングリッシュガーデンの醍醐味は、手入れをしているように見せず、自然な雰囲気を保てる点です。植物の特性や開花時期、高低差などを考慮すると、庭の管理が楽になり一年中植物や花を楽しめる庭を作れます。
日本では、コンパクトなスペースを活用してイングリッシュガーデンを楽しむ家庭が多いため、スペースが狭いからと諦める必要はありません。イングリッシュガーデンは、一年を通じて自然を感じながら、自分だけの庭を作る楽しさを味わえる外構デザインです。
イングリッシュガーデンの外構デザインでできること
イングリッシュガーデンの外構デザインには、多くの魅力があります。ここでは、特に注目すべき5つの魅力を紹介します。ライフスタイルやこだわりと照らし合わせながら、イングリッシュガーデンが適した外構デザインかを考えてみましょう。
狭い空間でもメリハリのある外構デザインを楽しめる
異なる種類の植物や花を組み合わせるイングリッシュガーデンは、自然な色合いや高低差で外構デザインにメリハリを生み出します。つる性の植物をアーチやフェンスに絡ませて立体的に見せることも可能です。
さらに、鉢植えやオブジェを配置すると、デザインの強弱を際立たせることができ、小さな庭でもスペースを最大限に活かした外構デザインを楽しめます。
奥行きを出して空間を広く見せられる
イングリッシュガーデンの代表的なスタイルのひとつに「ボーダーガーデン」があります。ボーダーガーデンとは、複数の品種の花を植える際に、塀や小道に沿って手前から奥へと徐々に高さを増すように植物を配置する外構デザインです。
ボーダーガーデンの手法を取り入れると庭に奥行きが生まれ、狭い空間でも広々とした印象を与える効果があります。
異国情緒あふれる外構デザインになる
外構デザインにイングリッシュガーデンを取り入れた住宅には、まるでイギリスの田園風景を切り取ったような美しい景色が広がります。規則正しく整えられた庭とは異なり、開放感とリラックス感にあふれる雰囲気を楽しめます。ガーデニング愛好家の方はもちろん、一味違った外構デザインを求める方にも最適です。
四季折々の美しさを楽しめる
イングリッシュガーデンの外構デザインは、四季ごとに異なる風景を楽しめます。春は花が咲き誇り、夏には青々しく葉が茂ります。秋や冬は植物が枯れ、哀愁漂う雰囲気を味わえるのが魅力です。
植える花によっては、一年中庭を彩ることも可能です。春はチューリップ、夏はラベンダー、秋はコスモスやダリア、冬はクリスマスローズなど多くの花々を楽しめます。
ナチュラルな目隠しでプライバシーを守れる
イングリッシュガーデンの背の高い木々、豊かに育った花々は自然な目隠しとなり、家族のプライバシーを守ります。敷地の境界を示すことができ、第三者の安易な侵入を防ぎます。
石材やフェンスに比べて、植物や花はやわらかく、親しみやすい雰囲気が魅力です。プライバシーを保護しながら、あたたかみのある外構デザインで住宅全体の印象を和らげます。
直射日光を遮り涼しさを感じられる
ベランダや縁側にグリーンカーテンを作る方法は、夏の暑さ対策として有名です。グリーンカーテンは、直射日光を遮るだけでなく、見た目も涼しげでリラックス効果があります。イングリッシュガーデンも同様に、植物が重なり合って自然な日陰を作ります。
暑さを和らげる効果はもちろん、紫外線対策にも効果的な外構デザインです。
イングリッシュガーデンの外構デザインは自社施工がおすすめの理由
自社施工は、専門性の高い知識や施工経験のある職人にアドバイスをもらいながら、外構デザインを決められる点が魅力です。イングリッシュガーデンは多種多様な楽しみ方ができる外構デザインです。テイストはもちろん、家族の好みに合わせて植える植物や花の種類、エクステリアアイテムや見せ方まで、実現できる外構デザインは無限に存在します。
しかし、デザイン性のみを重視すると、実際に住んでみて不便さを感じる可能性があります。デザイン性と家族のライフスタイルに合った機能性を両立するためには、知識や経験のある職人と相談しながら外構デザインを設計することが重要です。
大手ハウスメーカーや工務店で相談する場合は、施工する職人ではなく、営業担当者との打ち合わせが一般的です。そのため、専門的な知識を反映した独自の外構デザインを設計するのは難しい傾向があります。一般的には、いくつかの決まった外構デザインのなかから選択します。
一方、自社施工なら職人と直接打ち合わせができるため、家族の好みや要望が外構デザインに反映されやすいのが特徴です。デザイン性はもちろん、家族のライフスタイルに合った機能性を求めるなら、自社施工を選びましょう。
さらに、自社施工はコストを抑えられるメリットもあります。打ち合わせから素材の発注、施工までを一貫して自社で行うため、仲介マージンが発生しません。素材の特徴やメンテナンスの必要性など、専門知識を踏まえたアドバイスももらえるため、施工後に思わぬ費用が発生するのを防げます。
イングリッシュガーデンを自社施工する吉村建設ならできること
イングリッシュガーデンの外構デザインは、お客さまの好みやライフスタイルを反映するだけでなく、日当たりや敷地の面積を活かした設計が求められます。外構デザインの適切な設計ができないと、ナチュラルな印象や海外のような世界観を十分に引き出せない可能性もあります。「思っていたのと違う」と後悔することもあるでしょう。
吉村建設では、専門性の高い知識と豊富な経験を活かし、イングリッシュガーデンの外構デザインの魅力を最大限に引き出しながら、お客さまの多様なニーズに応えます。デザイン性と機能性を両立し、お客さまの期待を超える仕上がりの外構デザインを提案します。
はじめての外構工事では、家族にとって使いやすいかどうかがわからないことも多いでしょう。特に、デザイン性が際立つイングリッシュガーデンの外構デザインの場合、機能性に迷うのも無理はありません。
吉村建設では、打ち合わせから素材の発注、施工までを一貫して行う自社施工にこだわっています。実際に施工を担当する職人が丁寧にヒアリングし、専門知識を踏まえて、ご家族に最適な外構デザインを提案します。
さらに、決定事項に対して不安な点が出た場合でも、すぐに連絡を取って不安を解消できるのが大きなメリットです。現場のスタッフも全員が自社のスタッフのため、工事の変更点にも迅速に対応できます。吉村建設は、自社施工の良さを活かした安心感と技術力で、お客さまの理想の外構デザインを形にします。
イングリッシュガーデンの外構デザインの注意点
イングリッシュガーデンの外構デザインを取り入れる際は、日当たりの確認が重要です。日中ずっと日が当たる場所、午前中だけ日が当たる場所、午後だけ日が当たる場所など、庭にはさまざまな部分があります。植物ごとに好む日当たりが異なるため、特性に合った場所に植えることが重要です。
さらに、成長後の植物の背丈も考慮して配置すると、意図せず日当たりが悪くなることを避けられます。北向きで日当たりが少ない庭には、日陰や半日陰でも育つ植物を植える「シェードガーデン」の外構デザインをおすすめします。たとえば、アイビーやホスタ、アスチルベやクリスマスローズ、バジルなどを植えると、日当たりに左右されず庭づくりを楽しめる外構デザインになるでしょう。
一年草と多年草の選び方にも注意が必要です。一年草は一年で枯れるため毎年の植え替えが必要ですが、多年草は毎年花を咲かせて年々大きくなります。庭全体を一年草で埋めると毎年の手入れが大変ですが、一年草と多年草をバランスよく組み合わせると、メンテナンスの手間を減らせるメリットがあります。
注意点を押さえて、イングリッシュガーデンの外構デザインの魅力を活かした庭づくりを楽しみましょう。
おしゃれなイングリッシュガーデンを作るアイデア
イングリッシュガーデンの外構デザインを取り入れると、植物のメンテナンスが必要となります。人の手をあまり加えない庭づくりのスタイルが魅力のイングリッシュガーデンですが、そのままにしておくと枝や茎は伸びていきます。美しい外構デザインを保つためには、咲き終わった花を摘み取り、伸びすぎた植物を剪定する作業が必要です。
外構デザインのメンテナンスの手間を減らすためには、駐車場やアプローチに使用する素材を工夫するのが大切です。たとえば、スタンプコンクリートを用いる方法があります。以下では、イングリッシュガーデンの外構デザインにスタンプコンクリートを用いた当社の施工事例を紹介しています。
スタンプコンクリートを施した部分は、もともとは芝のお庭で、お客さまの「手入れの手間を減らしたい」という要望で施工しました。貝殻などを使った独自のデザインで、玄関までの導線を演出したことで、異国情緒あふれるオリジナルな外構デザインになりました。
また、おしゃれなイングリッシュガーデンを作るためには、自然素材のアイテムを取り入れるのもポイントです。人工的な素材よりも、レンガやテラコッタ、木製のベンチやテーブルなど、自然な質感の素材が似合います。
さらに、ブリキやアイアンなどのカントリーテイストのアイテムも、外構デザインの雰囲気の良さを高めてくれるでしょう。
庭に植える花の色をあえて統一しない「カオスガーデン」スタイルも、外構デザインのアイデアのひとつです。色味を統一したまとまりのある庭も素敵ですが、複数の色の花を組み合わせると自然な雰囲気を演出できます。ただし、無計画にさまざまな花を植えると雑多な印象になりやすいため、庭全体のバランスを考えて配置しましょう。
まとめ
イングリッシュガーデンは、ナチュラルな美しさと異国情緒が魅力の外構デザインです。狭い庭でも、工夫しだいで空間を広く見せられます。また、プライバシーを守りながら四季の風景を楽しめるのもポイントです。しかし、専門的な知識がないとデザイン性と機能性を両立するのは困難です。満足度の高い外構デザインを求めるなら、職人と直接打ち合わせできる自社施工を検討しましょう。イングリッシュガーデンの外構デザインが気になる方は、吉村建設に一度ご相談ください。吉村建設では、デザイン性と機能性を兼ね備えた外構デザインを提案します。