新築で外構工事を行うタイミングやポイントとは

新築を建てる際は、家の外壁や間取りやインテリアに目が向いてしまい、外構工事を後回しにするケースがよくあります。しかし、外構の仕上がりは新築の印象を左右する大事な部分です。間取りとも深く関わっているため、家と外構を同時進行で考えることが大切です。

この記事では、新築で外構工事を行う際のタイミングやポイント、失敗しないためのコツをご紹介します。

新築で外構工事を行うタイミングやポイントとは

新築の外構工事を考えるベストなタイミングとは

庭や玄関アプローチ、駐車場といった外構空間のプランは、新築の間取りとリンクさせて考えるとうまくまとまります。家の間取りだけに注目して進めると、アプローチにゆとりがない、植栽を植えるスペースがうまくとれない、というように思い通りの空間づくりができなくなります。どのくらい外構スペースをとって、どのように駐車場や植栽・テラスなどを配置するのかを、新築の間取りと合わせて考えることで、使い勝手が良く快適な外構に仕上がります。

多くの場合、外構の施工自体は新築を建てた後に着手します。しかし、あらかじめ外構計画を立てておかないと資材の発注ができず、新築が完成しても工事を進められません。工事をはじめるタイミングが遅れると、玄関アプローチや門扉、門壁、フェンスや駐車場などが新築に入居するまでに終わらず、車が停められない、ポストがないので郵便を受け取れない、照明がつかなくて外まわりが暗い、というように生活に支障が出てしまう場合があります。

そうならないように、外まわりの工事は新築の建設が終わった直後からスタートし、入居までに終わるようなスケジュール組みをすることが重要です。タイミングよく工事を進められるように、少なくとも基礎工事がはじまる頃には工事業者と打ち合わせしましょう。

 

外構工事で失敗しない5つのコツ

ここでは、外構工事で失敗しないための5つのコツを紹介します。新築を理想の外観に仕上げるために、ぜひ参考にしてみてください。

 

1.外構費用を新築の予算に組み込む

一般的に、新築を建てる際の建築費用は、本体工事費(建物そのものを建てる費用)、付帯工事費(庭や門、駐車場、照明など建物以外の工事にかかる費用)、諸費用(家の購入に関わる税金やローンの手数料など)と3つにわかれています。

ところが、新築を考える際は土地代や新築の建物自体にかかる費用に気を取られてしまうと、付帯工事費を忘れがちです。新築は完成したけれど玄関アプローチや門扉にかける費用が足りなくなり、家の見栄えが悪くなってしまうことがあります。このような失敗を防ぐために、外構にどのくらい予算をつぎ込めるのか、新築を検討しはじめた段階から考えておきましょう。

業者に見積もりを出してもらう際は、外構の工事費用が含まれていることを確認するのも重要です。ここで見落とすと、後から追加費用が発生して後悔することになりかねません。必ず初期段階の打ち合わせで確認しておきましょう。

 

2.外構工事の内容に優先順位をつける

あらかじめ予算を決めて外構プランを立てても、家づくりと同様に希望を詰め込んでいくうちに予算をオーバーすることがあります。

予算内で理想的な外構をつくるには、例えば玄関アプローチの素材にこだわりたい、門扉は素材よりもデザイン性を重視したいというように、どの部分を重要視するのか考えておく必要があります。

外構に盛り込みたいもの、使いたい素材やイメージをリストアップして、優先順位をつけていきましょう。

 

3.動線を考えて外構をプランニングする

外構は、新築とのバランスや見た目のデザイン性も重要ですが、どのように外構空間を使うのか、どこを通って移動するのか、家の中と外をどのようにつなげるのかを優先的に考えることがとても大切です。

動線を考えて計画を立てないと使いづらくまとまりのない空間になり、デザインによっては防犯性が低下して不審者が入りやすくなることもあるため注意が必要です。

外構は、次の4つの動線を軸に考えましょう。

・門から玄関まで
・駐車場から玄関まで
・駐輪場から玄関まで
・室内からテラスや庭まで

動線は、単に距離が短くなればいいというわけではありません。動線が短く簡単に新築の裏手などにまわれるような場合、かえって不審者が侵入しやすい家になってしまいます。プライバシーを守りつつ、死角の少ない安全面にも配慮したバランスの良い動線を考えると、使いやすく安心して暮らせる外構空間に仕上がります。

 

4.メンテナンスを考えて植栽スペースを決める

きれいな芝生が敷き詰められたり、草花で彩られたり、広々とした庭は多くの人が憧れるものです。しかし、ここで考えておきたいのが、新築の植栽スペースをどれだけ自分で日常的にメンテナンスできるかということです。

庭が広くなれば、それだけ水やりや雑草を抜く手間などがかかります。芝生が伸びてきたら刈らなければなりません。自分でメンテナンスするのは大変だからと業者に依頼する場合は、定期的に費用がかかってしまいます。また、天然木のウッドデッキを選んで手入れを怠ったら数年でボロボロになった、枕木を使ったらいつの間にかシロアリが発生していたというケースもあります。それでは、せっかく新築を建てても台無しです

屋外空間の手入れに時間がかかっても楽しめる、時間的に余裕があるという方は、植栽スペースを増やしてもきれいな屋外空間を保てるでしょう。しかし、共働きや子育て世代で忙しい家庭の場合は、メンテナンスにかけられる時間には限りがあります。そのようなときは植栽を減らし、アプローチをヨーロッパスタイルの石畳み風にする、テラスを設けてガーデンファニチャーを置くというように、違う方法で効果的に外観を演出しましょう。

 

5.外構工事の経験が豊富な優良業者に依頼する

理想的な新築の外観をつくるには、経験豊富な優良業者に工事を依頼することが最も大切です。優良業者というのは、工事実績はもちろんのこと、要望をしっかりと聞いてくれてプロならではの提案をしてくれる業者です。

優良業者を見つけるには、相見積もりを取って比較してみるとよいでしょう。比較する際は、単に見積もりの金額を見るのではなく、「見積もりの詳細がわかりやすい」「要望が盛り込まれている」「デザイン性が高い」「スタッフの対応が丁寧で詳しく説明してくれる」といったことを見て判断します。3〜4社の工事業者から見積もりをとり、その中から信頼できて、ぜひ依頼したいと感じる1社を選びましょう。

 

まとめ

外構は、新築が建った後でも工事に取りかかれる部分だから急がなくてもいい、考えている方が多いようですが、新築の間取りと合わせてプランニングすることで、より無駄のないレイアウトや動線で外構づくりができます。また、新築が完成した際に同時に工事が終了することで、スムーズに入居できるというメリットもあります。

吉村建設は、高松市や丸亀市を中心に外構工事を手掛けています。新築の外構にも多く携わり、工事経験が豊富で、和風・洋風を問わずそれぞれの家に合わせた外構デザインの提案を得意としています。

新築を計画されている方、もしくは今住んでいる家の外構をイメージアップさせたいという方は、ぜひお気軽にご相談にください。外構が素敵になれば、家の印象が格段に上がります。早めに計画を立てて、快適でおしゃれな新築を完成させましょう。

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