スタンプコンクリートのよくあるトラブルと回避方法

家の玄関アプローチや駐車場、東京ディズニーランドやディズニーシーなどで使用されているスタンプコンクリート。本物の天然石や天然木のような風合いがあり、おしゃれな雰囲気づくりができることから、住まいの外構にスタンプコンクリートを使いたい方は多いのではないでしょうか。この記事では、スタンプコンクリートの外構工事で失敗しないために、よくあるトラブルや回避方法をご紹介します。

 
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スタンプコンクリートに多いトラブルの種類

おしゃれな外構を低価格で実現できるスタンプコンクリートはメリットの多い工法ですが、思わぬところでトラブルに発展する場合があります。ここでは、いくつか代表的な例をあげてご紹介します。

 

トラブル1 希望通りの仕上がりにならなかった

スタンプコンクリートは、専用の型を使ってスタンプのように模様を押し付けていく工法ですが、同じ型を使えばすべて同じように仕上がるわけではありません。スタンプコンクリートを美しく仕上げるには、施工技術やセンスが問われるため、職人によって仕上がりに大きな差が出てしまいます。

よく言えば職人ごとの個性ともとれますが、未熟な職人の場合には、伝えた要望とかけ離れた雰囲気に仕上がり、完成度の低さに落胆してしまうこともあるでしょう。逆に、腕の良い職人が手がけるスタンプコンクリートは、想定以上の仕上がりが期待できます。

 

トラブル2 見積りよりも金額が高くなってしまった

見積りに記載されているスタンプコンクリートの施工費用よりも、実際の請求金額が高い、いったケースです。ここでポイントなのは、スタンプコンクリートの施工費用には、土を削ったり残土処理をしたりといった、ほかの施工にかかる金額が含まれていない場合があるということです。

見積りの形式や価格の提示方法は業者によって異なります。そのため、スタンプコンクリートの施工費用だけを伝えて、そのほかの工事費や諸経費などを別途請求するもケースもなかにはあります。このような場合、最終請求の金額が想定よりも高くなってしまいます。

 

トラブル3 3〜5年ごとにメンテナンスが必要

スタンプコンクリートにメンテナンスが必要なことを知らずに使用している場合、車のタイヤ跡や経年による汚れ、色が薄くなってきたなどでクレームにつながるケースがあります。スタンプコンクリートは耐久性に優れていますが、定期的にメンテナンスが必要な素材です。

スタンプコンクリートのメンテナンスの頻度は日当たりや使用状況などによって異なりますが、おおよそ3〜5年に1度、表面にコーティングを施すのが一般的とされています。日常的なメンテナンスは必要ありませんが、定期的にプロの手による仕上げ直しをすることで、長い期間美しい色柄をキープできるのです。

 

スタンプコンクリートのトラブル回避方法

ここでは、スタンプコンクリートの施工をスムーズに進めるためのコツをご紹介します。住まいにスタンプコンクリートを取り入れたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

回避方法1 センスの合う業者を選ぶ

スタンプコンクリートの仕上がりは業者の腕にかかっている部分が大きいため、技術だけでなくお互いのセンスの相性も大切です。要望をしっかり伝えても業者側に汲み取る力がなく、表現できる技術もなければ、思うような仕上がりにはならないでしょう。

スタンプコンクリートの工事を依頼する際は、業者から過去に手がけた外構工事の事例を見せてもらい、デザインのポイントを説明してもらいましょう。可能であれば、実際の仕上がりを見せてもらうとより安心です。最終的に、ここなら納得できるという業者を選ぶことが、スタンプコンクリートでの失敗を防ぐキーポイントになります。センスも技術も優れていると感じる業者であれば、実際に依頼した際には要望以上の提案をしてくれる可能性が高く、仕上がりの満足度も高いでしょう。

 

回避方法2 見積り内容を確認する

見積りを受け取ったら、まず内容をしっかり確認しましょう。一式と書かれていて具体的な工事内容がわからない、スタンプコンクリートの施工費用や諸経費以外の記載がないという場合などは注意が必要です。

ほかにも工事費用がかからないのか、後から追加で請求される可能性はないかなど、業者に確認しましょう。

 

回避方法3 見積もりや契約書を必ず提出してもらう

例えば、友人が紹介してくれた外構工事業者だからと、安心して見積書や契約書をもらわずに口約束でスタンプコンクリートの工事を進めてトラブルに発展するケースがあります。口頭での約束は、万が一金額が間違っている、仕上がりが依頼内容と違う、後日欠陥が見つかったというような場合に「言った言わない」という問題になります。

どちらが正しいのか判断できず、証明する手立てもないという状況になるでしょう。そのため、見積書や契約書を作成してもらう、工事変更があった場合には書面で受け取るなど、依頼者側も気を付ける必要があります。

 

回避方法4 生コンクリートの価格は業者によって異なる

スタンプコンクリートの原材料となる生コンクリートの価格は、地域によって異なります。そのため、依頼する業者には事前に費用を聞いておきましょう。

スタンプコンクリートの施工単価は面積(㎡)によって計算され、一般的に、施工面積が広くなるほど㎡当たりの単価は下がる傾向があります。敷地の形状や色合いが複雑になると価格が上がることも覚えておきましょう。

 

回避方法5 メンテナンスを先延ばしにしない

お金をかけたくないからとメンテナンスを後回しにした結果、かえって総額が高くなってしまったというケースがあります。メンテナンスは先延ばしにするほど表面の状態が悪くなり、仕上げ直しの手間がかかるからです。

業者にスタンプコンクリートの施工を依頼する際は、あらかじめメンテナンスの頻度や費用を確認して、定期的にコーティングを施すようにしましょう。先延ばしにしない方が費用を抑えられるうえに、美しい外構を長期間保つことができます。

 

回避方法6 信頼できる業者に依頼する

日本ではスタンプコンクリートの歴史が浅いため、技術の低い業者も存在します。そのため、同じ内容の工事を依頼しても業者によって仕上がりがまったく異なるということが起きてしまうのです。技術の低い業者が施工した場合には、耐久性が低下して表面が剥がれやすい、割れやすい、といった問題を生じる可能性も高まります。

スタンプコンクリートの工事を依頼する際は、必ず業者のホームページなどで施工実績や過去の施工事例をチェックし、デザインや技術面に不明な点などあれば直接業者に問い合わせましょう。

 

スタンプコンクリートで理想の外構を

どのような工事にもメリットだけでなくデメリットがあり、トラブルを生じる可能性もあります。しかし、適切な業者を選び、依頼する側が見積書や契約書といった必要書類をきちんと受け取って内容をしっかり確認することで、回避できることもあります。

工事に対して不安や疑問点がある場合は、その都度業者に質問をして、問題をクリアにして進めていくこともトラブルを防ぐことにつながります。スタンプコンクリートの失敗を未然に防いで、素敵な外構を実現しましょう。

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